シマノのちあぐら4600(Shimano Tiagra ST-4600)には黒いブラケットカバーが付いている。
ブラケットカバーとは複合シフトレバー(シマノで言うところの「STIレバー」)の根元を保護するするゴム製のカバーのこと。
不意の転倒時にレバー本体を保護することと同時に乗車中の握ぎり手が滑らないように、という役目もある。
ところがそのブラケットカバー、純正品は黒一色しかない。
まぁ無難な色というか 汚れても目立たないというか…。
そこでシャレオツでジェントルなサイクリストは車体やバーテープ、チームカラーなどに合わせてサードパーティ製のカラーブラケットカバーに変更したりする。
しかしそのカラーブラケットカバーはシマノやカンパニョーロの上位グレード対応品しかリリースされてない。
ボクの(現段階での)自転車のシフトレバーは「ちあぐら(Tiagra)」だ。
当然対応品など出ているはずもなく、ゴム製品故にスプレーで塗装するわけにもいかない(例外として染めQという染色スプレーも販売されてるが割高だ)。
そこで形状が近いモノをちょいと加工して付けてしまおう、と言うのが今回のネタ。
さっそくドナーのST-4600の付いたハンドル一式を。
訳あってFELT F80に取り付けてあるちあぐらコンポーネンツを別フレームへ移植する。
ただ移植するだけでは物足りないのでバーテープを次のフレームに合わせたカラーへ巻き直す。
そのついでにブラケットカバーを交換。
苔色(カワグリーンと言うらしいが)のバーテープは再利用する。
ほんの1ヶ月くらいしか使ってないから。
フツーは巻き直し=新品バーテープに交換なんだろうけど、ビンボーライダーのボクは再利用。
きっちり巻けば両面テープがなくてもズレたりめくれたりはしない(と思う)。
しかしたかが半年位の間にこうも頻繁にバーテープ巻き直しするなんてあるのかねぇ。
人によっては1年くらいそのままだったりオーバーホールの時に巻き直すとかだったりするみたいけど。
用意したのはST-5600/6600用のブラケットカバー。
5600(イチマルゴ)と6600(アルテグラ)はカバー共通なんだね。
ポイントはブラケットの形状ではなく、シフトレバー上部の「コブ」のカタチ。
上から
4500(Tiagra)、4600(Tiagra)、緑の。
内部形状はほぼ同一、お目当ての「コブ」がとんがってるか 丸まってるか。
たぶんシフトインジケーターが付いてるモデルは形状が似てるんだと思うけど…。
左側はST-4600-L(左用ってこと)、右側はST-4500。
ティアグラに限ってか4500→4600のブラケットのシェル形状はかなり似ている。
内部形状は違うけど。
これだけ似てるならブラケットカバーも共通にすればコストダウンになるのに…なんて野暮な事は言っちゃいけません。