シマノのちあぐら4600(Shimano Tiagra ST-4600)には黒いブラケットカバーが付いている。
ブラケットカバーとは複合シフトレバー(シマノで言うところの「STIレバー」)の根元を保護するするゴム製のカバーのこと。

不意の転倒時にレバー本体を保護することと同時に乗車中の握ぎり手が滑らないように、という役目もある。
ところがそのブラケットカバー、純正品は黒一色しかない。
まぁ無難な色というか 汚れても目立たないというか…。

そこでシャレオツでジェントルなサイクリストは車体やバーテープ、チームカラーなどに合わせてサードパーティ製のカラーブラケットカバーに変更したりする。






{D92D4CDA-3F12-4045-AA5E-AB6C458651CE:01}
しかしそのカラーブラケットカバーはシマノやカンパニョーロの上位グレード対応品しかリリースされてない。
ボクの(現段階での)自転車のシフトレバーは「ちあぐら(Tiagra)」だ。
当然対応品など出ているはずもなく、ゴム製品故にスプレーで塗装するわけにもいかない(例外として染めQという染色スプレーも販売されてるが割高だ)。


そこで形状が近いモノをちょいと加工して付けてしまおう、と言うのが今回のネタ。







{B0D4658C-88C1-41F6-AB00-8929D2F83175:01}
さっそくドナーのST-4600の付いたハンドル一式を。
訳あってFELT F80に取り付けてあるちあぐらコンポーネンツを別フレームへ移植する。
ただ移植するだけでは物足りないのでバーテープを次のフレームに合わせたカラーへ巻き直す。
そのついでにブラケットカバーを交換。






{AEC96E94-999B-4D91-B123-59FE3F96557E:01}
苔色(カワグリーンと言うらしいが)のバーテープは再利用する。
ほんの1ヶ月くらいしか使ってないから。
フツーは巻き直し=新品バーテープに交換なんだろうけど、ビンボーライダーのボクは再利用。
きっちり巻けば両面テープがなくてもズレたりめくれたりはしない(と思う)。

しかしたかが半年位の間にこうも頻繁にバーテープ巻き直しするなんてあるのかねぇ。
人によっては1年くらいそのままだったりオーバーホールの時に巻き直すとかだったりするみたいけど。






{092633E1-E48F-41E2-8A34-F6A980811B6C:01}
用意したのはST-5600/6600用のブラケットカバー。
5600(イチマルゴ)と6600(アルテグラ)はカバー共通なんだね。
ポイントはブラケットの形状ではなく、シフトレバー上部の「コブ」のカタチ。






{395F3684-9C8E-4065-8AC8-286C1C3D48BB:01}
上から
4500(Tiagra)、4600(Tiagra)、緑の。
内部形状はほぼ同一、お目当ての「コブ」がとんがってるか 丸まってるか。
たぶんシフトインジケーターが付いてるモデルは形状が似てるんだと思うけど…。






{A230DB21-497F-470B-8BCC-2E3F7219DB72:01}
左側はST-4600-L(左用ってこと)、右側はST-4500。
ティアグラに限ってか4500→4600のブラケットのシェル形状はかなり似ている。
内部形状は違うけど。
これだけ似てるならブラケットカバーも共通にすればコストダウンになるのに…なんて野暮な事は言っちゃいけません。






{F28BD1AC-0D07-4EA4-A4DA-364026E7A4B0:01}
ちょいと加工して緑のブラケットカバーを装着。
多少隙間はあるもののまあいい感じ。
レバーの操作には全く影響なし。
プカプカと浮いてるわけでもなく、キツキツでもない。






{D6D47875-96F8-4C25-B2EB-02902DAADEF2:01}
ついでなのでマジョーラカラーのカーボン調シートを貼ってみた。
マジョーラ…玉虫色?
苔色のバーテープに合うかもしれない。




明日にはシェイクダウンできるかな!?




2016/02/08   記