こんつな~
今日?昨日?とりあえず今朝、起きたときに覚えていた夢の内容が面白かったので
小説風にしてみようかと思って今日はブログを書きますよー!(●‘∀‘●)ノ"
よく言われるのは「どんだけ夢の内容覚えてるのww」というお話。
何故か覚えてるんですよね…なんでだろう?
まあ、”後で話そう”とか思ってると次第に夢の話は忘れてしまうので
起きて速攻、面白かったら夢をメモしてます!(そこまでやる!?)
とりあえず今日の夢のお話を。
あっ
DQの話とか一切ないんで
イチャラブ目的の人は回れ右ですよ?≧(´▽`)≦
以下小説風夢話。
とある高等学校。そこには他の学校にはない「七不思議」があった。入学した者の誰もが知っている七不思議の1つ。
その七不思議の1つとは―――――。
「骨も筋肉もない、スライムみたいで巨大な男を見ると、その男に存在を消される。消された者のことは元からいなかった存在として扱われ、周囲への記憶から抹消される。その男は存在を消した人数分だけ生き返ることが出来る不老不死のような存在。その男を決して見るべからず――――。」といったものであった。
学生たちはその男を、「存在男」と呼んでいた。
その高等学校に、一人の美少女が転校してきた。
瞬く間に人気者になった彼女にも、すぐに存在男の話を聞くことになった。
話半分に聞いていた彼女だったが、とある日を境に存在男の話を信じる羽目になる。
それは、ある日の朝。
全校集会が開かれるという事実を転校から間もない彼女は忘れていて、教室に誰もいなかった時であった。
「いっけない!今日全校集会だった!」
急いで鞄を自分の机に置き、廊下を走る。
そして角を曲がる―――その時。
目の前には青い大きなスライムの男がいた。そう、「存在男」であった。
一瞬驚いた彼女は、すぐに頭をフル回転させて目を瞑った。
「痛…っ!ご、ごめんなさい。コンタクトがずれたみたいで目を開けられないの…。どなたかは存じませんが…良かったら体育館まで連れて行ってくれませんか?」
もちろん、コンタクトなどはしていない。そして自分でもバカげた提案をしたものだと、提案した後に後悔をした。
「(うわ~!私のバカバカバカ!あの「存在男」になんてことを頼んでるの!?)」
しかし言ってしまった事はもうどうにもならなかった。
「(もうどうにでもなれ!!目を開けなきゃいいんだから!それに断るかもだし!あれ?そもそも存在男って話せるの!?)」
やけくそである。
目を瞑っているのでまだそこに「存在男」がいるのかも分からない。しかし、目を開けることは許されなかった。
もしそこに、まだ「存在男」がいたら――――。
そう思うとその場から動くことも、目を開けることも出来るはずがなかった。
少しの沈黙の後、野太い男の声が聞こえた。
「分かった。連れて行こう。僕の手を取って。」
「ありがとうございます。助かります。」
反射的に受け答えをしてしまったが、頭の中はパニックであった。
「(嘘、しゃべれるの!?しかも、え、手?手って!?スライムみたいな手を取るの!?)」
一応手探りをするとそこにはしっかりとした男の人の手があったのだった。
「(あれ…?普通の手?)」
もしかしたら「存在男」なんて見間違いかも。そう思ったが、やはり目を開けることは出来なかった。
そのまま目が見えない彼女を誘導するように手は動き始める。
「あと2歩進んだら階段があるよ。ゆっくり行こう。」
そして時々、彼女に声をかけてくれるのであった。
彼女は次第に例え今手を繋いでる男性が「存在男」だとしても、優しくて良い人だなと心を開きはじめていたのだった―――。
そしてその光景を見ている人が二人いたのだ。
一人は、彼女の友達。全校集会になかなか来ない彼女を心配して迎えに来た時に見てしまった。
「(嘘でしょ嘘でしょ!?青いスライムが手を引いてる!しかもなんで手だけ人間の手なの!?)」
そしてもう一人は遅刻しそうな女子生徒。すぐに「存在男」だと分かった彼女は物陰に身を潜めて震えていた。
「(え?あれって「存在男」だよね!?うそ、あの女の子平気なの!?てか私が姿を見た事をバレてたらどうしよう!わ、私消されちゃう…。)」
体育館の前に着いた。
「存在男」は彼女から手を離して言う。
「僕はここまでしか案内出来ないんだ。ごめんね。」
「あの…ありがとう!その…、えっと…。」
自分でも何を言おうとしてるのか分からなかったが何か言わないともう二度と会えない気がした。
せっかく心を許したのに姿を見ることが叶わない男性を。
言葉が上手く出てこない彼女に「存在男」から声をかけてきてくれた。
「……僕はすぐにこの場を去るから、目を開けても大丈夫だよ。君と話せてよかった。」
私が目の前の男性を「存在男」だと気づいている事を、向こうも知ってるんだ…。
だったら…、と聞きたい事を聞くことにした。
「わ、私も、楽しかった!!最後に1つ、聞いてもいいかな!?」
「うん。」
言ったら存在を消されてしまうかもしれない。
そこまでして聞きたかったわけじゃなかった。ただなんとなく。そう、なんとなく聞いてみたかった。
「あ…あなたは、あと何回生き返れることが出来ますか?」
「存在男」から息を呑むような音が聞こえた。
そして
「僕はあと…8回生き返ることが出来るよ。さようなら。」
そう言って今まであった手のぬくもりは消えたのだった。
目の前の存在が消えた事を悟るとすぐに彼女は目を開け、体育館へと入った。
と、同時に彼女に駆け寄ってくる人影。
そう、さっき「存在男」を見てしまった友達であった。
「ね…ねえ!さっき見ちゃったんだけど…あんた…あの存在男と一緒…、だった…よね?」
彼女はため息を吐く。
「なにいってんの。そんなわけないじゃん。私は一人だったよ。見間違いじゃないの?」
そんな彼女の言葉に友達は少し声をあげて言い返す。
「なんで嘘言うの!?私はちゃんとこの目で…っ!」「いい加減にしてよ!」
それよりも少し大きい声で友達を怒鳴ってしまった。
友達に消えてほしくないのもあったかもしれない。だけど、「存在男」のことを気に入ってしまった彼女は、何も知らない癖に「存在男」の事を友達に言われたくなかった方が大きいかもしれない。
「…ごめん。でも、やめなよ…。私はこの学校で出来た友達の事を…、覚えてたいんだよ?」
その気持ちを隠すように友達に嘘をつく。
友達は「ごめん。」と一言言ったあとそれ以降話すのをやめた。
まだまだ続きます!
ここで一旦おわり!
長いので記事を分けたい!(((wwww