親愛なる皆様へ.
なんと、
前回のブログから約1年ぶりとなります。
今日ここに記すことは、
昨年12月.
父が光になったときに受け取った感覚。
その感覚を少しづつ
今後の人生のなかで
言葉や行動を通じて
紡いで行きたいと思っています。
その第一歩として
7月頃を目安に
オンライン上で
ある本を教典として、
音読や
瞑想の実践を深めるコミュニティを
有志の方と共に創生して行きます。
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長文を書くのは久しぶりです。
ここからすこしだけ
お付き愛頂けますと幸いです😊
人生の終末期。
緩和ケア。
スピリチュアルケア。
そして看とり。
--昨年の冬--
父の病状を通じて、
これらの言葉が
自分の人生と深く交わったことで
私の死生観は大きく変化しました。
父の看とり。
それまでの約3年間のプロセス。
そして母の最期。
それは
私が中学1年生・13歳の時でした。
お昼時、
突然リビングで意識を失った母。
脳卒中でした。
この時は
ほんの数日間であっと云う間に
「母の死」を
目の前に差し出され..
多感だった私は、
その気持ちが治癒するまでに
何年間もかかりました。
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そして
相反するように、
父は旅立つその瞬間
最後の一息まで、
私たち姉妹にその経過をじっくりと
見せてくれました。
死生一如。
唯一無二の両親が、
それぞれの「死」をもって教えてくれたこと。
--死と生に境界線はなく--
そこに在るのは
『強烈な光』
その言葉を越えた光は
両親からの
最大のメッセージでもあり
今生をかけた贈り物。
過ぎ行くときのなかで
今、心静かにそう感じています。
また、
それはきっと
生命を歓迎するとき
誕生のエネルギーにも、
よく似ているのかも知れません。
死生は全く違うようで、
実はなんの境い目もない。
経過は違えど
「生きていること」に強烈な光が輝きだす。
今それが
本当の意味で理解できるタイミングに在ると感じています。
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その感覚に
リンクする様に受け取った本。
「死にゆく人と共にあること」
~マインドフルネスによる終末期ケア~
これを受け取ったのは、
父との様々な出来事が終止符をうった直後。
年明け最初の新月・2020年1月25日でした。
この本の序文。
ほんの数ページに目を通しただけで、
私は衝撃を受けました。
なぜならそこには、
昨年の秋、
石垣島の荷物を倉庫にまとめ、
無期限の帰省に旅立った。
あの時の自分自身の心情や気付き…
その全てが、
まるで答え合わせの様に、
繊細に表現され
記されていたからなのです。
それを記していた著者は、
医療人類学者であり、
禅の僧侶でもある
ジョアン・ハリファックス老師。
現在70代の女性。
すぐに彼女のTEDを拝見しました。
そこでも、
彼女の言葉の表現力に釘付けになり、
何度もその映像を繰り返し観ては、
''腹落ちした声''から放たれるエネルギーに
胸が熱くなりました。
そして、
本を読み進めて行くうちに、
この内容を
''誰かと分かち愛たい''と強く思い始めました。
その後、
人類の価値観が大きく揺らいだ今春。
同じ思いを抱いていた、
イッセイさん御夫婦と繋がりました。
それはまるで、
贈り物の様に差し出された御縁でした。
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~死にゆく人と共にあること~
この本には
まばゆい光の様な言葉が
たくさんちりばめられています。
ここで
その中からひとつだけ御伝えさせて頂きます。
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本書の中にある''三つの信条''のひとつ。
「知らないということ」Not knowing.
それは私たちが、
他者や自分自身に対する固定概念を捨てること。
知ったつもりにならないこと。
未知なるものに心を開くこと。
これらは、
死に行く人や、
悲嘆にくれる人
不安の舟に乗っている人
様々な人へのガイドラインとして、
とても役に立ちます。
「知らないということ」
未知に心を開示すると言うこと。
これは
人生の終末期だけではなく
今を生きる
すべての人を助ける信条だと感じています。
この「知らないということ」に開かれた心は、
方位磁石を持たない航海の様です。
振り返ると
私自身も同様に
行き先のわからない航海を自ら選び
不安の舟に飛び乗り
石垣島を一旦離れました。
一寸先のゆくえも知らない旅。
神の領域に対しては、
これまで得た知識はさほど役に立ちません。
あの頃.
自分の精神を保てたのは、
1度としておなじものは無いと教えてくれる
自身の呼吸の音。
そこに耳を澄ますひと時.
瞑想。
そして、
言葉すくなく
ただ寄り添ってくれる近しい人の存在でした。
あの時、
自ら選んだ先の見えない航海。
それは今回、
人類史上に起きた出来事とも重なりました。
なぜなら
それらは準備する時間の無いままに、
目の前に急に差しだされるものなのです。
だから
「知らないということ」に心を開示してみる。
その信念は、
もっとも深いとこからの
Compassion.
思いやりや、慈悲深い強さを、
本当の叡智を
思い出させてくれる発端となると、
身をもって感じさせて頂きました。
もちろん、
渦中はそんな事を考えることも無く.
すぐそこにやってくるかも知れない
未知との遭遇に、
どうにか腹を据えて
過ごしていたように感じています。
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そして
この渦中の日々、
私は父の部屋(病室)で毎日、
身体のヨーガと瞑想をしていました。
それは、
平穏な時に行うヨガとは全く異なり、
身体と呼吸を介した祈りそのものでした。
自分自身を癒すために、
親友のような存在として
ヨガの実践にはとても助けられました。
そして
この本にも様々な瞑想の実践があります。
それらは、
死生に直結する真理に触れる瞑想です。
実践することで、
様々な心模様が
浮かび上がって来る事と思います。
その移り変わりを共に味わいながら、
感じること。
考えを捨てるひと時。
御自愛しながら
ゆっくりと実践を深めて行きましょう。
~Being with Dying~
境目のない統合されたエネルギーへ。
ことばを通じて
自分の中に
すでに備わっていたものとの
再会へ🌿
まずは
オンライン上でのコミュニティを通じて。
そして
ゆくゆくは
オンラインの枠を飛び出して♪
北海道・石垣島
イッセイさん御夫婦が住まう九州。
自然とたわむれながら
装いも、
日々の役割からも離れて
皆さんと
本書をテーマに
リトリートすることを夢に描いています。
死を観つめることで今が輝く。
そんなコミュニティを
皆さんと一緒に創生していけたら幸いです。
長文お付き愛いただき、
ありがとうございました!
「散歩するようにYogaをしよう」
「いつも心にRelaxを」
Yoga Navigator
豊口育子
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12名までの少人数開催です。
心からお待ちしています🌿