平均身長データから、「身長何センチの人がどれくらいの割合で存在するのか?」を推測することは以前書きました。(『身長分布図にするとこうなった!~私は出現率2.28%以下のレアキャラ~』)
前回は男性の30-34歳の平均身長データを基に作成していましたので、今回は同年代の女性の平均身長データで同じグラフを作成しました。

元データは前回と同じ、文部科学省の『体力・運動能力調査』です。
平均・(標本)標準偏差・標本数を開示しています。
前回同様、難しい話は抜きにして、簡便的に作成してます。

$身長160.5cmの世界

赤いグラフは身長○cmの人がどれくらいいるかを示していて、赤いグラフが一番盛り上がっているところが最も多く、ここが30-34歳の女性の平均身長である158.60cmです。

イメージとしては、30~34歳の女性が自分の身長と同じ人で整列していくと、158.60cmの列が最も長くなり、30~34歳の女性がグラフの内側(下側)の範囲に全員入ることになります。

2個並んだ青色の枠は、平均を中心とした標準偏差1σ(シグマ)の部分で、左右でそれぞれ34.13%、合計で68.26%となります。これは、30~34歳の女性の68.26%(身長153.30cm~163.90cm)がこの範囲に入ることを意味します。人口の2/3程度の人はこの範囲に入るわけですね。

オレンジ色の枠(標準偏差30~34歳の女性の±2σ)も含めると、30~34歳の女性の95.44%の人(身長148.00cm~169.20cm)がこの範囲に入ります。

裏を返せば、この範囲に入らない人はグラフの中で2.28%と書いた部分に入る人で、148.00cm以下の人と169.20cm以上の人です。つまり、148.00cm以下の人も169.20cm以上の人も、全体の2.28%しかいないということになります。

偏差値は、ざっくりですが 1σ=偏差値10 で、平均=偏差値50ですから、-2σの身長148.00cm以下の女性は私と同じ偏差値30以下ということになります orz


一方で、バレーボール女子の全日本代表の木村沙織選手などは184cmですから、偏差値100に限りなく近い?ことになりますけど・・・(このグラフとはデータ年齢が全然ちがいますが。)

もっと言えば、高い身長の女性が少ない中で、さらにあれだけの能力を持った選手となると、日本では本当になかなか巡り会えない逸材、日本バレー界の宝ということになるんだろうと思います。凄いですね。
(身長ではなくて、活躍がですよ。ガンバレニッポン!)