クロネコ彼氏のあふれ方　8th 　感想

Dear ＋ 12月号掲載の、

クロネコ彼氏のあふれ方
8th 　です

7th があまりにも衝撃があり過ぎて。
今回はどーなっちゃうの

とドキドキしながらDear ＋の発売を心待ちにしていました。
前回に比べると、盛り上がる回ではないのかな

と思うような内容で。
ラストに向けての準備体操的な…
と、私は思いました

ネタバレ

これまでのストーリー
撮影所スタッフの真悟は、黒猫になれる猫化人間。
同棲中の恋人は超人気俳優の賀神で彼も豹になる猫化人間だ。
休暇中だった賀神に、海外の有名監督・アンジェロからのオファーが舞い込む。
一方真悟は、賀神から自分を惹き付ける匂いがしなくなっていると気づく。
実は匂いがしなくなっているのは真悟の気持ちの問題とわかった。
真悟は賀神と別れることを決意し、賀神は撮影の為に渡米した。

8thのストーリー
賀神が渡米した後、真悟は同棲していたマンションを出る。

正やんの祖母の七回忌の法要があるから、賀神と2人で来ないかと誘われるが、賀神は海外に行っている為に参加出来ないとごまかしてしまう。
賀神と別れた事を話すと、怒るか泣くかするだろうから面倒くさい。
ただ面倒くさいから、言えない…
ただ面倒くさいだけで、後はどって事ないと感じていた。

行く所がない真悟は、蓮見の家へ。
ただのケンカに巻き込まれるのは、賀神に怒られるからイヤだと言う蓮見に、賀神とはお互い納得して別れたと話す。
普段と変わらない真悟に蓮見は、何で平然としていられるのか・平然を装っているのか？と聞く。
蓮見の問いに真悟は、泣きたいとか悲しいとかは特に湧いて来なくて、思っていたより平気で最初に戻っただけ、気が楽になったと答える。
蓮見があまり納得していない様子に、こんなものだろ？と返す真悟。

そもそも、こんなん初めてだから
よく、わかんねぇ。

その頃賀神はハリウッドで、アンジェロと一緒に休暇を過ごしていた。
町に出ている時にすれ違った黒髪のアジア人を真悟と間違え落ち込んだりしていた。

蓮見の家でくつろいでいる真悟に、新居を探すかマンションに帰るかしろと苦情を言うが、やだと拒否する。
家にいる代わりに猫になる所を撮らせてやるからと言ったり。
性欲処理に付き合ってやる、とか。
蓮見を抱くか、真悟が抱かれるかと蓮見に迫るが、拒絶されてしまい今の真悟は撮りたくないと言われる。
今の真悟は、迷走して道に迷ってフラフラして、小汚なくなったただの迷い猫。
野良ですらない。
いても良いが、居場所作るか戻るかハッキリしないと中途半端は良くない、とも言われてしまう。

蓮見に腹が立った真悟は猫の姿になり、周辺をぶらつきながら賀神の事を考えていた。
居場所を作った所でいつか壊れるなら、壊れるのがわかっていたから自分で壊した。
ほっとしてこれでいいと思ったが、賀神を傷つけたかもしれない、ならせめて、自分の事なんてとっくに忘れてくれりゃいいけど…と。

気が付くと正やんの祖母の墓に来ていて、お腹が空いていた真悟は、お供え物の酒むしまんじゅうを見つけ食べていた。
食べていると足音が聞こえ逃げ出すと、真悟に気が付いた誰かが手をのばして…

と、言った内容です。

前回の胸をえぐられるような痛みは、感じませんでしたが。
別に普通だと言う真悟が、逆に痛々しくて…