翌日からは まずは当日分の食料の買い出しと水の汲み出しから始めた。

市内を給水車が回り始め マンション内4ヶ所ある貯水槽の水も解放され 生活用水を確保出来る事が有り難かった。

地震当日は即閉店してしまったスーパー 食料品売り場は安全に買い物が出来る状態に翌朝には整えられ 通常の時間に開店された。

食料が買える事・買える状態にしてくれた方々に感謝した。

大半の方は知らない物同士でも労いの言葉を掛け合い落ち着いて買い物をする中 人を押しのけペットボトルの水を大量に抱え込む人も中には居て…

こういう時こそ労り譲り合いの精神を忘れてはいけないと感じた。

マンション内の復旧作業が始まり 防災対策班・管理組合の方々が手際良く動き指示を出してくれたお陰で マンション内の現状が把握出来自分がどう動けば良いかが分かる。

土砂のかき出しをしたが小中学生まで率先して動いてくれていて 大人がしっかりし頑張らねば と勇気付けられた。

マンション内では 14日にはガスの使用許可がおり 18日には水道が使えるようになった。

電気・ガス・水が使える 当たり前のように思ってきた事がどれほど多くの方に支えられ便利に暮らせてきたのかと 心底有り難さを感じた。

兄夫婦が暮らす隣町では 電線に手が届く高さまで電柱が沈み込んだりしている。

未だ断水・下水道の使用が禁止されており アパートも傾いてしまった。

17日から豆家での同居が始まった。

同市内 勤務先の保育園が在る地区も家と同様の被害があった。

22日震災後初めての出勤 登園者数はまだ少ないものの子供達は元気一杯。

不安を抱えた子も居たが 笑顔で過ごしてもらえた事が嬉しかった。




多くの方々に支えられ 我が家では日常を取り戻す事が出来ました。

たくさんの事を学び たくさんの感謝の気持ちを抱いてます。

市内の状況をテレビで目にし 御心配や御支援を申し出て下さった友達・猫友サンに心より感謝申し上げます。

計り知れない悲しみ苦しみを負った方々が居る 自分が体感した事なんて序の口甘えた事なんて言っていられないもの。

今は地に足着けて顔を上げて 自分が出来る事からやっていこう。

募金・節電に努めよう。




被災地の方々が一刻も早く心穏やかに過ごせる日がきますよう 願い祈っています。

また 亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。