こんばんは
トレーナーチームEsperanzaの佐々木純です
今日は視点を変えたら改善した症例について書きたいと思います。
左足の甲が歩いていたら痛くて辛いです
と相談されました。
既往歴は同側のオスグッド。
ここでピンときた方
僕と同じ視点かもしれません笑
オスグッドだと、前のブログで書きましたが膝が出っ張る。
四頭筋の緊張が強くて脛骨粗面という所を引っ張り、骨端が剥がされて骨化して出っ張ってしまう状態です
四頭筋が硬いという事は上を診ると、腸骨後方回旋起こしている事が多く(逆に働きすぎて前方回旋してしまう事もあり)、骨盤の状態よくする必要があります。
言ってしまうと、肩とか頭とか重心の調整とかやらないといけない事多いですけどね
話を戻します!笑
主訴が足の甲の痛み。
オスグッド。
オスグッドという事は脛骨が前方に引っ張られているので、前方回転の力がかかっています
前方回転の力は下腿では前脛骨筋とヒラメ筋の遠心性の力によるもの。
そうなると、前脛骨筋が慢性的に過緊張を起こしやすい状態なので、足の背屈が前脛骨筋優位になりやすい。
前脛骨筋の作用は足関節を回内させて背屈させます。
足の背屈は前脛骨筋だけではなく、底屈背屈のバランスを取っている足の長指伸筋などの力も必要。
しかし前脛骨筋優位の背屈だと負担が多く、トリガーができやすい。
前脛骨筋の優位の背屈だと、停止部付近に過度のストレスがかかり、その上に使いすぎでスネも張ってきてしまう。
彼はすでに下腿がパンパン。
だから指からの背屈を教えてあげる事で、急なベクトルを斜めにした感じですかね。
その結果、痛みが0
本人もびっくり
何回か正常の動きを実践し覚えてもらい、歩いてもらったら痛みなく歩ける
マッサージでほぐすだけではなく、動かし方を変えるだけでも変わる痛みもあります。
人それぞれ動きには癖があります。
それを見抜くのは僕らの仕事。
明日の野球頑張れよ
明日も仕事の方も休みの方もいらっしゃると思いますが、お互い頑張りましょうね