{EBB7DEBD-83CA-4CCF-9466-D42F10212F03:01}

小生が使い始めた時は3GSだったiPhoneも今夜には6Sが発表される。

今では当たり前となった二つの指で拡大、縮小をすると言う操作だが、当初の小生には衝撃的で、この先携帯は全てこのスタイルに移行していくのかも知れないと感じさせられたものである。

今度のiPhoneには感圧センサーが追加されると言う話だが、これによって更に片手での操作性が上がることだろう。

感圧によって“強く押す”と言うアクションが加わり、それがどのような操作に割り当てられるのか非常に興味深い。

iPhoneはディズニーランド


人と同じものが嫌いな小生だがiPhoneは例外である。ユーザーが増えるほど便利になるし、積極的に回りに勧めてきた。

それではなぜiPhoneはそれほど特別なのか?

小生はiPhoneをスマートフォンと呼ぶ事に違和感を感じる。

例えばディズニーランドに行ってきた子供は「遊園地に行った」とは言わない。ディズニーランドはディズニーランドなのだ。

これはディズニーランドが他の遊園地とは一線を画した存在だからに他ならない。

ディズニーランドはディズニーランドであるのと同じようにiPhoneはiPhoneなのだ。

だからこそ「スマホ」とひとくくりにされるのにちょっと違う感を覚えるのだろう。

ディズニーランドの話で盛り上がる子供達の中にディズニーランドに行った事がないのに「富士急の方が楽しいし!」とか言って話に割り込む子がいたら客観的にはかなり痛々しいだろう。

iPhone以外のスマートフォンを選ぶ人や、周りに流されずあえてガラケーを使う俺かっけー的な人に小生はそれに似た不可解な自己主張を感じずにいられない。


なぜiPhoneを選ぶか?それはiPhoneが常に最もシンプルで合理的な存在だからだろう。


フェラーリのデザインで有名なデザイン会社であるピニンファリーナでは、デザインを出すと「もっとシンプルに」と手直しを命じられるらしい。


デザイナーが泣く泣く余計なラインなどを削り提出すると、更に「もっとシンプルに」と言われる。

それを繰り返してできたデザインが世に出るのだそうだ。

もちろん例外はあるが大概のデザインはシンプルである程人は末長く美しいと感じやすい。

iPhoneは外見のデザインだけにおさまらず、操作、使用方法全てが徹底してシンプルに考えられている。

それを象徴するのが説明書代わりのペラペラの冊子。ドメスティックな分厚い説明書に慣れた小生にはそれがすこぶる“粋”に感じた。

次第に進むワイヤレス化

これから先iPhoneはどう変化していくのか?これは予想と言うよりは小生の願望である。

先ず予想されるのはワイヤレス充電。しかしアップルはこれまでワイヤレス充電に消極的だった。理由は充電しながらの使用などを想定すると結局ケーブルをつなぐ必要があると言う事。ただ、それらの問題がクリア出来ればワイヤレスに越した事は無いだろう。

パソコンとの同期も以前は30ピンケーブルで接続する必要があったはずだが、現在は無線で可能になっている。続いて充電も無線化されたら残るはイヤホンである。

バッグの中でぐしゃぐしゃになるイヤホンケーブルこそスマートととは言い難いポイント。

これはイヤホン本体にバッテリーと受信機を仕込んで左右をつなぐケーブルのみにすると言うのが現実的だが、理想を言えば左右独立がいい。

持ち運び時はマグネットで左右をくっ付けておき、本体と同時にワイヤレスで充電出来るのが理想。

ただ、小生はイヤホンと言うものを滅多に使わないので実際のユーザーがどんな形を好むかはわからないと言うのが本音。

個人的にはiPhoneにイヤホンなんていらない。


未来のiPhoneは防水

防水の携帯はすでにいくらでもあるが、小生の予想する未来のiPhoneはそれらとは一線を画す。

現在の防水携帯はゴムパッキンでコネクターを塞ぐのが一般的だが、ワイヤレス充電、ワイヤレス通信がメインとなればいつかコネクターを排する決断をする時が来る。

コネクターが装備されるとしても、現在のSIMカードのように特殊工具が無いと顔を出さないものになるだろう。

すると本体からコネクターの類の穴は消え去り、工場でフタをされた時点で完全な防水状態として出荷することが可能となる。


デザインとしてはカードのような本体の正面は上下左右端まで液晶画面がひろがり、液晶の大きさはそのままにサイズはさらに小さく薄くなる。

折れるのを防止するためベースフレームの素材はアダマンチウムかオリハルコンが使われるだろう。

こんな事がを書いているとどれだけ未来の話だと言われそうだが、このまま行けば来年にはiPhone7が発表され、2020年にはiPhone9がリリースされる事になる。

東京オリンピックが開催されるころのiPhoneは海や川でGoProのような映像が撮れるようになっているのではないだろうか。