省察「結」 | MATICブログ*思うところ無し!

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「結」

 

「蜜蝋の分析」で残るものは真理となっていたと思う。

良識→常識→非常識(真理)と仮定する。

 

柳澤さんを観察して得た僕なりの例として以下。

1) 公募展の審査票の入れ方

2) 展覧会場に設置する講評文の意味

 

1)

柳澤さんは主催者側の審査員として

事前に出品作品を確認し、審査に臨んでいた。

他の審査員から票が入らなかった作品を拾っていた、

ダメ作品ではなく、作風内容等を理解する時間が必要等、

様々な審査員が限られた時間の中で票を入れて、

1次、2次と絞られていく。

大量に並んでいる状態で見るのと

枚数が減ってきてからでは、

時間的余裕ができ見方も変わる場合がある。

次へ進めるチャンスの回数を増やしていた。

そんなの当たり前だと思われるかもしれないが、

なぜ真理を非常識としたかを理解して頂きたい。

 

もし、知り合いの作品が審査に出ていたら?

もし、アシスタント、生徒の作品が出ていたら?

 

柳澤さんは1次審査の時は入れる事があったが

2次、3次、同じ作品には入れなかった。

これを良識とすると、同じ様にするのが常識、

最初から最後まで知り合いに入れるのが非常識(真理)となるのかな?

 

僕の出品経験を話すと、2次、3次の票は、

おすぎさんが僕の作品に入れていた。

僕がお手伝いした時は公開審査だった。

非公開から公開にしたのには理由があった、現在は非公開かな?

 

2)

柳澤さんが考える役職者の講評とは

応募、審査、選定、個々の審査員の感想をまとめた内容。

会場に来られた方が、応募から選定、審査員の状況が、

思い浮かぶ文章にまとめる役であると考えていた。

これを良識とすると、同じ様にするのが常識、

役職者が自身をアピールするツールだと、

勘違いした文章が非常識(真理)となるのかな?

 

家族に画家がいてその影響、美術界では常識だと言っていた。

何気なく読んでいた展覧会会場の挨拶文も

良識→常識→非常識という物差しで観察すると面白い。

 

 

 

彼が大腸癌でリンパと肺に転移していたんだよ!というのは

以前に電話で話した時に聞いていた。

肺も切って抗がん剤治療もあるから

髪の毛スッキリにしたんだよと笑っていた。

 

最後の電話では

オリンパスギャラリーの事は黙ってたけど

でも皆が来てくれて、久々に顔をみたし話もね!

教えてくれれば良かったのにと言ったら

敢えて教えなかったんだ!!って。

 

入院や治療で生徒にも迷惑がかかるし、

学校にも迷惑がかかるから理解はするんだけど、

でも、でも、(語気が荒くなって)

今期限りで!来期は違う方で!って電話一本だぜ。

今まで、お疲れさまの一言もなくて!

ありがとうの一言も無くて!

呆然となったけど(20年以上、バンタンで教えてきたのに)

卒業生や生徒達がわかってくれているから救われる!

 

世の中、そんなもんだよ!!

世の中、そんなもんだよ。が彼の言葉だった。

 

 

 

1年後に知らせてくるとは。。。。

いつでも会える距離に居ると思っていた。

退会していても僕の中にいる彼は

少ない髪を赤いゴムで束ねている。

「広告写真家協会 理事 柳澤俊次」 

 

元気な時の姿のままだ!!

 

 

 

 

(下記、転載お許しをm(_ _ )m)

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