にのあい プラス 翔さんの妄想話てす。
軽くBL含みますのでご注意下さい。






雅紀と同じ 保健室の常連である  櫻井が… 

不敵な笑みを浮かべ
立っていた。


スッと表情が曇る。


「うわっ!  もしかして…事後!?
ヤられちゃった!?」

「いや、まだ  事前だよっ…って、そういう事じゃないから!」

「良かった~  間に合ったか。
…じゃ、お邪魔しまーす」

「え?櫻井?!チョット…」

「…センセイ、駄目だよ?   内緒の話をする時は 周囲に気を付けないと。何処で誰が聞いてるか 分からないんだからね♡
例えば…入室記録を書かずに 保健室のベッドで聞き耳立ててる 生徒がいるかもよ?」

「え? …お前っ…雅紀がウチに来るって言った時 保健室に居たのか?!」


櫻井は 質問には答えず
ツカツカと 家の中へと入り込む。


「おわっ!!櫻井先輩!?」


素っ裸の状態に 慌てて…みたものの
オレたちは  まさしく結合 直前だったワケで。

よもや  宅急便の配達員が 部屋に入ってくるなど思いもよらなかったから…
雅紀は当然 何も身につけていなかった。

苦し紛れに…
ソファに置いてあったクッションで
股間を 隠している。


「え!? 何で 先輩が居るの!」

「相葉くんさ…抜け駆けはしない約束だよね?」

「だって…だって、カズ兄だって オレのこと好きだって言ってくれたもん。相思相愛なんだから、もう  先輩の出る幕ないよ?!」

「そうなの?マジで?!

……でもさ、ヤバくない? 
青少年保護育成条例、とか。
さすがに 教師が18歳未満の生徒と ヤッちゃあ まずいんじゃない?」

「カズ兄、今はセンセイじゃないもん!!
男と…男だよっ!!」


薄っすらと涙を浮かべながら、櫻井に対して必死に抵抗する雅紀を 宥める。


「雅紀、落ち着けって。

でも…櫻井の言う通りだな。
やっぱり お前が卒業するまでは 待とう?
今更 急ぐ事ないし。お前は…どんなに先だって 好きでいてくれるんでしょ?
あと1年…卒業したら。

その時は…」

「…カズ兄…」


雅紀を抱き寄せて
伝う涙を  唇で拭った。


「俺はもう 来週には卒業だからね。
…って事で、センセイ? 
俺は  心置きなく迫らせて貰うよ?」


グイッと引っ張られ
雅紀から剥がされた。


「は? いや、櫻井…この状況見て まだ言うの?
雅紀の卒業まで…その…行為はしないけど。でも、オレだって雅紀が 好きなワケで…」 

「だ・か・ら♡  だよ。
雅紀が 卒業するまでの間に、センセイを俺の方に向かせられれば…まだ、望みはあるって事。
これから ガンガン行くよ♡
…覚悟してね?センセイ?」


影が重なり 目の前が暗くなる。

次の瞬間、軽いリップ音と共に
唇に 温かいものが 触れた。


「あ…   あ~~っ?!
カズ兄の浮気者っ!」

「…キス位で 騒ぐなよ。本当にお子ちゃまだな…」


櫻井はクスッと 笑い
オレの腕を取り、自分の方へと引き寄せる。

「だから、ダメだって!!」

雅紀も負けじと 
もう一方の腕を取り、引っ張る。


二人が 互いに譲らない。


右手は 雅紀。

左手は 櫻井。


グイグイと 引っ張られて…



「…お前ら  いい加減にしろっ!!」


腰に巻いていたタオルが 
ハラリ、 と落ちた。


「…あ 」

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「…あ 」

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二人の視線が 一点に集中する。
それぞれに 両腕を取られ
ソコを隠そうにも 隠せない。


「はぁ~!中々  良いものをお持ちだな…」

「だから!!これは オレのだって!」



あぁ…ダメだ。
もう、収集がつかない。

ワタシは 大きく深呼吸した。



「……雅紀は今すぐ 服を着て。
櫻井も…せっかくだから 晩メシ 食って行きなさいよ。 だけど  それを食ったら帰れな?
大丈夫。…雅紀とは ヤらないから」

「あれ…センセイモード入っちゃった?」

「残念。みたいだね…」


途端に 大人しく 従う二人。
はぁ…こんな所は 可愛いのに。


雅紀は バスルームに脱ぎ落とした服を取りに行くと  着替え…

そして  櫻井の隣に座る。


3人で 叔母さんが作ったロールキャベツを残さず食べ、片付けを終えた。


「じゃ、櫻井…もう帰れ…」

「ねぇ、センセイ。
勉強なら…教えてくれる?」


櫻井が 口を開いた。


「はい?…まぁ、ワタシで分かる範囲なら…」

「大丈夫♡ センセイの専門分野だから」

「あ!先輩…まさか?!」

「…保健の授業。 ベッドで…教えてくれる?」


ニッコリと…笑った。




終わり


*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

あれ?これで終わりか?

我ながら…終わり方が雑な件。( ̄▽ ̄)

また気が向いたら続くかも。
(最近 そんなんばっかだな)



miu