お久しぶり…末ズのお話。
人魚から人間に戻り、7話からの続きとなります。

軽くBL含みますので苦手な方はご遠慮下さいませ。








side: M



ニノの…
薄い 唇に 這わせた指を

そっと  下ろした。


触れたままでいると

このまま
今、この刹那にも


自分のモノにしたい  と

そんな 衝動にかられてしまう。



銀の光を纏う 清廉なお前を…
汚してはいけないと  

そう思っているのに


胸の奥から フツフツと湧き上がる
醜い 欲望に

俺は…必死で蓋をした。



急に離れた 二人の距離。

その間を 風が通り抜けて行った。


ニノの瞳が  一瞬  揺れ

そして…
そっと 伏せられる。




??


もしかして…

抱きしめて良いのか?

お前を  この胸の中に抱いて
キスをして


全てを…


{A308BF49-50BE-444A-9956-000DEC8A2CFD}



迸る 情動に
体の中心が… 熱を持ち始めた  その時



微かに震える 唇が開き

少し高い…
鈴の音のような 澄んだ声が 響いた。



「スマホ…」

「へ?   スマホ?」

「潤のスマホ…防水になってる?」


申し訳なさそうに
俺の目の前に差し出す…スマホ。


ニノの伏せられた瞳が 

キスを誘う…甘い雰囲気かと
勘違いした自分が 恥ずかしい。


「あー…そっか。
ケツの ポケットに入れたまま  プールに飛び込んじゃったんだよな。

生活防水…だけど、水没は ダメだと…」

「……そう…」


ニノは スマホに手をかざし
スッと  撫でる。


そこから  
パタパタっ、と 数滴  雫が落ちた。


「…はい」


スマホを 返される。


プールサイドに落ちていたカバンから
ニノは…自分のスマホを取り出すと


「潤のケータイ番号、教えて」

「え、あ!  えーと…080…」


~♪~♪~♪

番号を言い終わると同時に
俺のスマホが  着信を告げた。


「え?わっ、無事だ~!  良かったっ!
ニノ…ありがとうっ!!」


”スマホが無事で嬉しい”

という 体を装ったけれど


本当は ニノの連絡先をゲットできた事が
何より 嬉しかった。



つづく


*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

短めでスイマセン…m(_ _)m
そして、エロが足りない。笑


ワクワク登校のお友達♡
楽しんできてね!

そして、ニノちゃんの髪型についての情報を
お待ちしてます♪ ( ̄▽ ̄)  



miu



明日、グッズ買いに行ってきまーす!