つづき♪


みんなが思ってる展開じゃないかも( ・∇・)

コメディですよー


コメ返、お待ち下さい♪















「あ、ありがとう…」



差し出されたお茶を受け取り、含むと

芳醇な香りが口いっぱいに広がった。


あれ…?

今までと同じ茶葉なのに、格段に美味い。

濃くて甘くて。ちょっとだけほろ苦さもある。絶妙なバランス。お茶なんだけど、どこか違うよな気さえする。

やばい。これいくらでも飲める。

こんなに美味いお茶は初めてかも。


やっぱり…急須の精ってのは本当なのかもしれないな。

手の中のお茶を飲み干し、ニノを見た。



「…すげー美味い。これって魔法か?」


「魔法じゃないけど…知りたい?」



うんうんと頷いたおれに

意味ありげに ふふっと笑ったニノ。


ん?

何となく…嫌な予感が、頭を過ぎた。



「ワタシの躰、キレイに洗ってくれたでしょ?」



…いや、おれが洗ったのは急須だよ。

確かに新品じゃなかったから、細部まで念入りに洗ったけどな。



「…アナタの手、優しかった♡」



そりゃあ、割れ物だし。

せっかく買ったのに壊したら大変だろ。



「全身を撫でられて……熱いもの注がれて♡」



だから、普通に…お茶を淹れただけだよな。


それにしても言い方。

こいつが言うと、変な感じに聞こえ…



「最後のアレでイっちゃった///」



思い出したかのように、ニノはブルっと震えた。

ちょっと待て。まさか…



「急須の中で出したのか?!」



…ってことは、あのお茶の中には。


思い起こせば ニノが現れた時、ハァハァと息を乱してた。

色っぽいというか、エロいというか…

妙に艶かしいとは思ったけど。



「え、何で?怒ってる?!

せ…精霊の体液は 至福の雫。極上のエッセンスなのよ。美味しかったでしょ?」


「知るか!お前、急須に戻るの禁止な!!」


「えええええ!」



とりあえず、それでも着てろ、と

Tシャツと短パンを投げると、ニノはぶつぶつと言いながらも、それを身につけた。



こうして見ると、普通の…


…普、通?






「///// ね、似合う?」


「……まぁ、な」


「ふふ♪」



ちょっと可愛い…なんて思ってしまったのは、きっと気のせいだよな。うん。






つづく




miu