全12話、またしても一気で観終わりました。
{ACC9B729-58E7-4B1B-B77A-91A385983E58:01}

初めてかな。観終わって直ぐに感想を書けず、夜中悶々と考え込んでしまった。

まず。コレを「日常系」にカテゴライズしたやつ、誰だよ(T_T)!
ゴリゴリのSFじゃんか。そしてだいぶ泣かされた。ガッツリ筋を通したパラレル仕立てで、「日常系」に臨むテンションじゃあ受け止めきれんわ!

ぶっちゃけキャラクターは画やセリフまわしなどが好みでなく、序盤こそ抵抗感の方が強かったし。次々に訪れるメンヘラっ娘たちとの時間を経て、テンションはやや嫌悪気味なゾーンにまで達したんだけど。

物語は12話という限られた尺でありながら、三部構成になっている。
現代、1000年前、そして新たな現代。と。
なんせ「日常系」という先入観で入っちゃったのでね。だから物語の「核」を見失っていたコトが不快感だったコトに気付いた中盤からは、もう目が離せなくなってしまった。先が結末が気になって仕方なく。

あーもうね。切ねえー(T_T)
うっそーん、なんて戯けたリアクションすらできない余裕の無さ。がっつりストーリーとキャラクターに引き込まれ、泣き続けながらも思考が停止しないようにするのが精一杯だった。
コレは苦行。泣いても泣いても、決してスッキリしないんだもの。なんなら一夜が明けた今でもそうだ。やり場のない喪失感がハンパない。エラいもんに手ぇ出しちゃったなーorz

少し冷静になってから一番強く感じたのは、久川綾さんが凄過ぎた。
鬼気迫る演技ってのは、ああいう感じだろうか?数リットルの涙を流す羽目になった主原因は、完全に彼女だ(笑)
また、過去編の井上喜久子さんも流石だった。優しくて芯の強いキャラクター。その後ストーリーのキーマンになる大役も、笑顔でやり切った印象。

もうしばらくこの手のアニメは控えよう。俺の芸風に合わない(笑)
しかしこの鈍臭いセンスを以ってしても、作品の素晴らしさは感じるに余りあるものだった。
オープニング、エンディングそれぞれのテーマ曲も絶品だったしなー。

85点。