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全12話、キタコレヒットや(°_°)!
タイトル通り以外のなにものでも無い、大正時代に野球をやる娘の話(笑)

まず明治でも昭和でも無い「大正」という隙間時代へ馳せてしまうロマン癖のある俺としては、まず背景設定が全てドツボでして。「小袖に袴、からのロングブーツ」という出で立ちこそ究極の萌えコーディネートだと思い30余年を過ごしてきた訳だが、まさかその上を行く「小袖に袴、からのロングブーツ、更にグローブ!」
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という想像だにしていなかったヘブンズファッションに早々にK.O。まあコレは早々に洋装のユニフォームへと変わっちゃうんだけど‥。

眼と耳に感じる、一つ一つの「ナニコレ」。
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皆いつも何を手にウロウロしてるのかと疑問だった風呂敷包みも‥はっΣ
大正風学生カバンじゃないか!と気付いては萌え、「お昼のドン」てなんだよーとwikiって理解してはやはり萌えたりの繰り返しが超至福( ´ ▽ ` )

そんな趣向はややもすれば作品にケチをつけたくもなる諸刃の剣でもあるが、なんつっても主人公「小梅ちゃん」が可愛くてね!
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なまじ物理的なノスタルジーにだけ大正萌えしてきたのでは無く、それ以上に魂、大正スピリットこそが時代萌えの本懐だと心得ている。その代表こそは淑女の精神であるとも思っていて、男尊社会に耐えるネバギブ根性と女性としての華やかさに溢れるモダニズムの融合こそが神々さを放つというもんだ。その点たるやパーフェクト!「小梅ちゃん」に留まらず、萌えっ娘チームメイトみんながそうした核を備えているものだからたまらない。おかげで女子校には定番な百合要素も、どこか上品で新鮮だった。

一方作画は凡庸だし、構成、脚本、演出などは「えっコレお子様向けのやーつ?」と疑問になるレベル。良く言えば王道だが、まあなんの捻りも工夫もない。むしろ大した動機付けもなく力技で展開されていくストーリーは御都合主義の塊だが、オッパッピー!そんなの関係ねえ!くらい前述の
良さに支配され、ラストの対抗戦ではボロボロ泣いてしまった(笑)BGMも和風が強くズルかったなあ。

久々「早く続きが観たい!」ってハアハアした作品だった。原作のラノベ買っちゃおうかしら。85点!