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割と最近能年ちゃんが主演の映画にもなったやーつね。とか思ってたら、去年のかよ!まあ全11話観ました。

いや評判はそれなりに知っていたけどビジュアルが「The少女漫画」だったので、だいぶ敬遠してきたんだ。
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結局んところまた苦虫を潰すような思いをするんじゃないかというリスクにビビっていたからこその及び腰だったんだけど‥。

ストーリーは主人公のクラゲオタ娘と女装男子が出会うところからスタート。ほらもう危険なラブ臭しかしないじゃん?そんな要素もチラとはあるものの、全般は腐女子寮のメンバーを巻き込んだ日常系。コメディです、はい。

良かった点はまずストーリーに建設性があったことかな。「天水館を守る!」という目的の下、それを中心とした住人、事業者、政治家との人の絡みはシンプルで分かり易くそれでいてそれぞれが因縁を抱え込み、物語の先々を予想させる面白さがあった。
キャラもまあまあ。「天水館」の主要メンバーにはさほどだったけど、サブの政治家一家は女装次男を筆頭に、童貞長男やどこかヌケてるオヤジ、使用人のベンツとか、男連中こそ好感度が高かったなあ。

「チャットモンチー」ファンとしてはOPからヤラれたテーマ曲だけど、だったらエンディングはもっとダさくしておくべきだったでしょ。そんなことだから中心であるべき「腐女子」にスポットが当たりにくいのさあ。結局シャレオツムードでサクセスしちゃったら、作品の良さが台無しじゃん。
とか賛否どちらも叫びたくなるんだけど、この最大の悪はすげえ中途半端なまま終わるという構成だよね。おーい、花田十輝さんやーい⁉︎
せっかくラスト11話までどんどん面白くなっていったのに、それまで溜めてきた諸々のネタがなんの解決や解消もないまま終わるという。まさか肝心な「天水館」の顛末が、アッサリ数秒でピンチから脱するとか。コメディのノリとしては良いんだけど、だったらこの先人間関係はどうなるのさー!というところが無責任の極み。

ホントもう。せっかくまた面白い作品に出会えたと思っていたのに、ラスト11話で転げ落ちたよ。忘れた頃に出くわす、こういう原作番宣アニメって罪。

あーもうムカつく!70点!
花澤香菜ちゃん、千葉繁さんも良かったけど。