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♪シタイからー シタイならー シタイときー シタイでしょー
いっしょに!♪
全12話を観終わって、初めてオープニングに死体を絡めてたことに気付いた。うわっ。

ゾンビに囲まれまくった学校の中で暮らすJKの話。なんならゾンビは街の全体にも及んでいるようで、迂闊に学校外に出れないという感じ。
そんな死と隣り合わせの環境の中、少女らが醸すふんわりな日常とのミスマッチが新しかった。とは言えコレってどう収拾をつけんのかというザワザワ感は払拭できず、なんとなく日常を楽しめきれなかったりもしたけど。

ぶっちゃけ回を重ねる毎に視聴が退屈にもなりまして。異様な状況を前になぜこうなったかにも踏み込んでいくワケでも無く、本来発生すべき現状打破のエネルギーは現実逃避に転換されてんだもん。中盤くらいには「これ、スッキリ終わらないパティーンだ」って気付くワケですよ。嫌な予想はまんまと的中しましたけどね。

エンディングで登場した謎の少女など露骨な新展開を匂わせるのであれば、もっとレギュラーメンバーに秀でた能力が無ければダメでしょ。あの状態のあの子らが外に出たって、結局またピンチ&ラッキー救済の繰り返ししか予想できないもん。学校で生き延びられたのは、めぐ姉太郎丸のお陰だかんね。
主人公由紀ちゃんの幻覚癖や胡桃ちゃんの戦闘力、悠里先輩のリーダーシップやみーくんの自立性などの特徴は、ひょっとするとゾンビへの対抗手段へスキルアップするのでは?という期待もほぼ無くなったし。それぞれは解消や中途半端で完結しちゃったのは意味不。ここからは、例えば由紀ちゃんの真理眼覚醒、胡桃ちゃんのハーフゾンビ化、悠里先輩のキラー転生など「転」は訪れるハズだが、その片鱗まで見せろよと。「起承転結」の「承」までで終えた構成や演出は頂けない。

当初抱いた期待は、大きく空振り。60点。