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戦姫絶唱シンフォギアGX
全13話、観終わりました。

飽きた!
2期までは付き合えたけどね、今回の3期は正直つまらなかった。だって良い刺激が無いんだもの。なので悪いところばかりが目に付いたよ。

まずストーリーの要であった「新たな敵」との戦闘から得たものが無い。新たなギアのモード?そんな子供騙しの要素なんかどうでもいい。コレについてはむしろシステム的に何ら変更点の無い手抜き設定により、それまで目をつぶっていた「必殺技」シーンのダサさが繰り返しで誇張される結果となった。
もう6名ともなったメインキャラの掘り下げも浅く。それぞれに新エピソードは設けられたものの、構成が浅っさいんだよ!結局バトって勝っての水戸黄門パターンで魅せたいのなら、それに準じたシナリオじゃなきゃ。ただ敵が襲ってくるから戦いました、みたいなワンパターンが超退屈。その点ちょっと気合いを入れた風だったヒロインのパートについても、作品の本筋とはほぼ関係無い独立感は否めず。なにあのエンディング?捻れた家庭事情とかどうでもよくね?
こうなってくると、ただでさえ褒められなかった作画や音響に関してもケチをつけたくなり。もうさ、最終話のハイライトシーンでテーマ曲を挿入すんなや!なんやかんや主人公のがもってくべきシーンの背後で水樹奈々さんの歌が流れてるって、どういうセンスで納得できるんですか?こういうアホな演出により、歌=強さという作品の特徴でもある絶対領域までもがブレまくった。

たった一つ褒めたいのは、声優さんたちの上手さ。こんだけ馬鹿らしい作品にあって、ちょっと他では感じられない連体感と演技の上手さは凄まじかった。こういう職人的な「愛」が他のスタッフには足りてなかったんだろう。ぶっちゃけもう「シンフォギア」を、商業的にしか考えてないんだろうとしか思えなかったよ。

ちゅーこって、夏アニメ随一の駄作。もうここにロマンは乗っけられない。30点。