昨日は休みだったので、ハロウィンを先取り気分でエンジョイしようと。
午前中からソレっぽいメシを作りながら飲みながら、「まど☆マギ」劇場版3部作の一気視聴行ってみました。
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[前編]始まりの物語
[後編]永遠の物語
[新編]叛逆の物語

TVシリーズはとうに観てたワケですが、だからこそ躊躇していたというかね。面白いんだけど切ない感じがアレで、[前編]なんか観たのは4回目だったかな。相変わらず泣きまくってしまったけど、頑張って初の[後編]以降も観続けた。

まず「ひだまり」や「物語シリーズ」に共通したシャフト独特の作画感だけど、この「まど☆マギ」にはエラくハマってるんだよねー。常時「なんだか不吉」という不安を掻き立てられる。まあキャラの“キメポーズ”であるところの「シャフ角」
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の乱用については気になってしまい、もうちょいパターンの引き出しが欲しかったりもしたけど。
音響もグー。特に[後編]で「コネクト」が挿入されたタイミングとかヤバくて、嗚咽まで漏らして泣いてしまった。

ていうベースがありつつ、評価の肝はやはり[新編]になりますわな。前&後編はTVシリーズのダイジェストでもあるワケで。

結論から言うと、複雑!
ゴチャゴチャしてると思わせつつ実はシンプルなのが「まど☆マギ」の良さだと思っていた点は、かなり弄ばれたなーという感じ。
オープニングから「?」だったけど、まず我々ファンがどこかで願っていたであろう正統派展開が炸裂。少女が皆で協力し敵を倒すという、王道にして痛快なやつですよ。からの転機で絶望を植え付けられ、エンディングにもなるとストーリー軸はシンプルに落ち着くんだけど、結果的に悲哀150%の脱力感に支配された。

「概念」と化したまどかありきの世界で考えれば、こうなるのは自明の理ってやつなんですけど。まどかほむらの二人がお互いに哲学論争を繰り広げたようなものなので、それぞれの哲学を構築している礎が異なればスッキリまとまる方が不自然だから。そうなると気になっちゃうのは、中学生の少女という存在が、ここまで完成した世界観を展開していいのか?ってコトですよ。それまでのシリーズでは少女だからこその直向きさや不安定な愛に心を動かされてきたけど、[新編]ではもう皆が達観しまくりだった違和感がチョットね。あの状況で「もうワケわかんない!」つって錯乱するキャラの一人も居ないからリアリティも感じられなくて、なんかもう勝手にやらせておこうというスタンスで見守ってしまった。

ちゅーこって。
[前&後編]は90点![新編]は80点!
シリーズ通して85点という感じかな。

あ、そうそう。実は昨日ウチの外装工事でペンキを塗りまくっていたので、部屋中にシンナー臭が充満していた。[新編]を観る頃には半分トリップしてた可能性も高いので、フィジカルが正常な時にもう一回観ておこうと思った。
せっかく作ったメシも、なんか味がケミカルだったから。
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