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秋アニメの視聴シリーズ最終回、第1作。
「終物語」全12話観たのだけれど。

まず「物語シリーズ」としてはどうだったのか。まあ途中も途中のエピソードであり、なぜここで「終」のタイトルを起用したのかが依然不可解。今作で「終わった」のは初代眷属の存在とそのしがらみでしょ?新キャラオイラーちゃんの投入までさせ、こうも大々的にスポットライトを当てる必要はあったのか?うーん、よくわからない。

なので「終物語」だけに照準を合わせた感想に絞ると、暗いよ。全体的に暗過ぎた。やぱ前半のオイラー編と後半の編のダブルシリアスは正直重い。
忍たんの想いには嗚咽号泣してしまったが、
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ここをピークに持って行きたい雰囲気作りの為と言うなら、直前の駿河によるギャグパートなど邪魔だった。あれだけ美しく爽快なエンディングがあったのなら、いっそモヤモヤし続けた方が良かった気がする。爽快止まり、痛快の域ではなかったのが勿体無い。
これは偶然かもだけど、この年末前というリアルタイミングで今シリーズを放送した事は好評価。なんとなく振り返りたくなる時期だもんなあ。

あとやっぱり触れずにはいられないのが、時系列シャッフルの構成技法ね。ほんっっとに面倒臭い!
間接的とは言えラスト直前で現れたガハラさん羽川の画。彼女らの髪形は時系列を視覚的に理解させる演出アイテムなんだろうけど、全然上手く機能してねえよ。これを成立させるのなら、主人公のを丸坊主の状態でスタートさせりゃあ良かったんだ。ほんで一年経ったら「記念」とかで、耳にピアスでも増やしていけばいい。可愛い女の子が多いのは作品の魅力だけど、だからこそストーリー軸を分かり易く見せる演出が不可欠なんじゃないの?髪形の変わる女の子がガハラさん羽川駿河月火ちゃんという四人も居るとさ、いちいち「これいつ?」ってなっちゃう煩わしさが至極不愉快。

んー。褒めるところの少なさはシリーズ随一だったかも。65点。