今回は前期に幻で終わった「ラブライブ」へ本格的に取り組もうというノリだったけど‥うーん、やはり「ガツン」とくるポイントの無いまま終わってしまったかな。
シナリオの方向性は違ってもやはり作品の核は「キャラ」及び「音楽」だったのは1期と同じだったように感じつつも、それぞれに深みが増したワケでも無く。また新たに3年生メンバーの卒業というイベントからグループ「μ's」の存在自体についても真価を問われるのだけど、あの決断には潔く好感を持てた反面、それなりに「卒業」を盛り上げておいて劇場版に繋いだ瞬間には興醒めした。恐らくそこの分岐点でファンとしての熱量は確定していて、好きになっちゃってた人からしたら「やったぜ！」だったんだろうけど。
何となく平熱のまま傍観してしまったのは、結局「μ's」ってなんだったのか？というのがイマイチしっくりきてなかったからだと思う。メンバーはそれぞれ個性があるとか言ってたけども、果たしてそうなのか？
確かに日常パートではそれぞれキャラ立ちしていたようにも思うけど、肝心なアイドル活動ではどうだったの？「歌が上手い」つってその子のソロパートがあるワケでもないし、「ダンスが上手い」つっても同様。皆が一緒くたに踊り歌うステージでは無く、もっと見せ方に工夫が欲しかった。またライバルチームのパフォーマンスシーンは皆無でグループとしての実力を比較できなかった以上、「勝ち負け」の重みにも実感が伴わなかった。なんか「設定」だけでやり込められたなあという感じ。
その点やはりコミカルを一人で背負ったニコニーは偉大だった。
困ったぞ。やはり、なぜコレが神格化されているのかサッパリ共感できない。そうか！劇場版、劇場版がヤバいんでしょ⁉︎
今回も70点かなあ。じゃ劇版観ます！