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愛生ちゃんにアヘっとこうかと、全17話観ました。
突如お互いの人格が入れ替わる不思議体験に見舞われた文化研究部員。その後ニ男三女の高校生部員間で、衝動解放や過去退行、思念伝達などの奇妙な出来事に襲われていく青春ラブストーリー。

取り敢えずガチで真面目に取り組んでいた雰囲気が好みでは無く、あんまりウキウキさせられることは無かった。あぁ、こうなるとディスり倒したくなっちゃうなあ‥。
まず日常感はリアリティに富んでいてキャラのセリフや振る舞いからは現実感が強かった反面、不思議体験というSF要素を加えた時のバランス取りが凄く下手くそだと感じた。有り得ない不思議現象の連続と高校生という不安定な年頃をガチで結び付ける設定からして欲張り過ぎだが、さらにラブまで絡められても。結局そのどれも納得しきれない中途半端に終わり、これは構成のせいだけじゃないよな。相当な神業でなければ物語が上手く完結するワケもなく、またそれを期待できないと確信に至るシーンの連続だった。「ラブコメディ」の方針だったら面白かったのに、と腹立たしくもなった勢い。

なんにせよ、主人公太一がホントに面白く無かった。冒頭でチラ見せさせた「プロレス好き」属性に期待をしていたのに、全く開花することもなく。拉致られた姫子ちゃんを救出するシーンでヤットハイライトキター!との高揚も、ありきたりなグーパンチを繰り出すという体たらく。ビクトル式とは言わない、せめて飛び付きの腕ひしぎくらい敢行するべきだったのに。メンタルも芯が通っているようで要所要所でグラついたり。謎のシスコン設定は必要だったのかい?なんだあのクソガキは。
目当ての愛生ちゃん演ずる伊織ちゃんはライトメンヘラで、あの子にばかり注目していたら面倒臭過ぎた。こういうのはエンターテイメントでやるべきじゃねえだろって、だからまあ感情は姫子ちゃんの方に持っていかれちゃったなあ。沢城ちゃん、相変わらずカッコ良くて可愛いんだもん。

唯一アゲ方面にドキッとしたのはキャラデザで。開始早々「えっ?」って気になったくらい、キャラクターが「京アニ」ぽかったのよ。これはどういうことかと調べたら、原作ラノベのイラスト担当が白身魚さん(=堀口悠紀子さん)ということで。ただこのトキメキポイントも、肝心の本編がブーだったので結果的には残念でしかなかったけど。70点。