「探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕」12話
まだまだシリーズは続くけど、取り敢えずここまでが序章ということで。
これもなんとなく存在は知っていたけど、今まで観てきたどの系譜とも異なるようで。「探偵」とか言ってるし謎解きものかな？だったらちょっとメンドそうと敬遠していたが、実は日常系コメディだったという意外さ。
「トイズ」と呼ばれる超能力を備えたヒロインたち「ミルキィホームズ」は「探偵」で、その宿敵たる「怪盗」を捕まえるのが使命なんだけど。開始早々「トイズ」が失われ、メインは畑仕事となっていく「ミルキィホームズ」。メンバー全員がボケ担当で突っ込みは不在。一方勝手にシリアス展開な「怪盗」チームという型にハマらない笑いの空間は新しく、それでいて繰り返しギャグも飽きない絶妙さが光っていた。
とは言えノリは子供向きでもあったんだけど、なにしろ制作側がキャラクターに愛情を込めていたのがビンビン感じられたのは非常に良かった。伊達に4期も続いているシリーズではなく、支持するファンの多さも察して余りある。
欲を言えば泣けるエピソードが欲しかったなあ。可愛い女の子とユルい笑いの連続でせっかくメンタルはノーガードだったから、一発“泣かせ”をもらったらKOされてたはず。80点。