{04C0E162-59EB-4FE3-BE8B-4F85BCE3FCF5}
「ふたりはミルキィホームズ」全12話観ました。急に1話12分というハーフタイム感がなんとも。

今期はまた独自の展開を見せ、主人公はポッと出のルーキー探偵の二人。どこかで聞いたようなタイトル通り。二人は憧れる「ミルキィホームズ」を「ミルキィさん」と呼び慕うのだが、どことなくそのニュアンスが「ミルキィ姉さん」に聞こえてしまい、探偵というか芸人アニメのような錯覚を起こしつつ。しかしストーリーはだいぶシリアス路線で、コメディパートは至極少量だったのも特徴。
超能力「トイズ」を駆使して怪盗に立ち向かうヒロインらの姿勢は王道的なニチアサ感に溢れ、パートナーへの嫉妬心からコンビの危機を招くような負の展開も外連味薄く見守ることができた。ただスポットライトが当たり続けた「ふたりは」の部分とは裏腹に、弱まった「ミルキィホームズ」の存在感がもうちょっと欲しかったかなあというのが感想。エンディング間近にシリーズの主要キャラたちが一斉に登場したりもあったが、ちょっとサービス感が強かったかなあ。オールドファンにも新規ファンにもやや中途半端になりがちなポジショニングだったと言わざるを得ない。

最も残念だったのは、「萌え応え」が無いんすよ。ヒロインの二人もなかなか可愛いかったのに、なぜかセンサーが揺り動くことも無く。そういうアプローチは抑制して健全性を狙ったような意図すら強く感じた。
好み基準だけど、まあ75点かな。12分枠としては十分に合格点とも言えるけど。