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性懲りもなく歴史欲と萌えを同時に摂取したいという欲望には抗えず、「織田信奈の野望」全12話観ました。いわゆる「燃え萌え狙い」ですよ。

突然戦国時代にタイムスリップしちゃった男子高校生は、秀吉の末期と立ち会ったことで自ら「猿」の代役を果たそうとする。戦国シミュレーションゲームマニアの知識を駆使し功を立てていくんだけど、史実と違って信長は男でなく信奈。戦では斎藤道三今川義元らも生きたまま召し捕るなど、自ら歴史を変えていくことで徐々に未知のイベントが発生していく。

まずコレは俺みたく「歴史」と「萌え」属性を備えていなければ面白さが分からないだろうと(笑)敢えてニッチ気味のターゲットを狙ったであろうフロンティアスピリッツには敬礼。とは言え特に戦闘シーンの高クォリティな作画などには異様な迫力もあり、ひょっとしたら普通の戦国ラブコメとしても面白く観れるかも知れないエッセンスは多かった。

「歴史」欲を満たしてくれたのは、「桶狭間」や「一夜城」などの鉄板イベントが重視されていたこと。ベタだがやはりこういうのは燃える。「岐阜城」を眺め涙を流す道三とか、フィクション演出もいい感じだったなあ。
「萌え」はもう露骨にね。なんせ主要キャラが殆ど美少女ですから。黒ブラチラ全開な信奈以下柴田勝家丹羽長秀明智光秀前田利家とか、今川義元竹中半兵衛松平元康松永久秀などみんな女の子だし。ふと気が付けば幼女パーティーが成立しており
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こ、これは‥。

声優さんも充実で、伊藤かな恵ちゃん加藤英美里ちゃん矢作紗友里ちゃん福圓美里ちゃん小倉唯はんあたりに心拍数がゲイン。しかし今回のベスト萌えは、噛み噛み五右衛門たんを演じた金田朋子さんですよ!
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絶妙、まさに絶妙。あのナチュラルな噛み具合、なぜかドラマCD版から一人だけキャストチェンジされなかったのも納得なハマり具合。痛い語尾でキャラ立ちさせようとする安易なキャラ設定が多い昨今、なんか声に萌えるという原点に還れた気がした。感動すらした。

比叡山の炎上を経て12話終了。最後にチラッと信玄が映った後味の悪さとか微妙なパッケージングではありつつ、「好きモノ」なら押さえておきたい一作。今までいくつか観てきた「燃え萌え」の歴史モノとしては、最も満足感が得られました。80点!