スケート、ジャンプ、ファッションコーディネート、ダンス、歌というボリューム満点を詰め込んだ「プリズムショー」という競技を題材に、少女たちのスポ根や日常やラブが展開される作品。更に女児向け玩具の販売意欲も剥き出しという欲張りな仕様なんだけど、すげえ面白かった。
もういつものノリで善し悪しを評するのがバカらしくなるくらい、なにしろ普通のアニメとは勢いが違う。下手をすれば紙一重でシュールな世界が爆発しているのだが、結局女の子が可愛いからオーライ的な。そういう異文化も敢えてアタマを切り替える必要は無く、ただ身を委ねていれば「そういうもの」として受け入れられるように作られていたのもポイント。
中盤あたりからのシリアス展開に入るほど「そういうの間に合ってますんで」となりかけたが、そんなフラストレーションも木っ端微塵にしてくれたフィナーレは圧巻。
厨としてアスミス（Yes!）と米澤マドちゃん分の摂取も、非常に満足のいくものであったし。
アスミス（Yes!）は、ちょっとドジっ子なぐう聖を演らせたらピカイチだとは思っていたが、その煌めきは今作でも炸裂していた。マドちゃんはマドちゃんで生粋の関西弁を如何無く発揮しつつ、新鮮なオラオラキャラもなかなかのハマり具合だった。また「プリズムショー」のシーンではソロ曲も起用されており、それぞれのキャラソンが楽しめたのも良かったなあ。
キャラクターはみんな可愛かったけど、MVPはみおん様だったかな。
取り敢えず次のシリーズも観なきゃ。今度のは大久保瑠美ちゃんがヒロイン役だったようだし、暫く「プリティーリズム」中毒になりそうだぜ。
90点！