「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」、全12話観ました。
「下ネタ」の徹底排除を推進してきた日本と、それに立ち向かうレジスタンスの話。まあレジスタンスつっても、その活動は変態なんですけどね。
コレ2バージョンが配信されているんだけど、一つは一般バージョンでもう一つは無修正バージョン。要は変態描写が多過ぎて、一般バージョンでは「ピー音」ばかりで会話を理解するのもままならない状況という。なのでますは一般バージョンを観終えた後即無修正バージョンの2週目も達成したのだが、これはヒロインを演じた石神静香ちゃんが振り切れていたね。通報されそうなので、数々の名セリフを文字に起こせないのが残念だ。
原作はラノベのようで、執筆開始当時の作者は20台半ばという若さ。それ相応にシナリオの深みは欠けた反面、下ネタの切れ味は鋭くギャグに勢いは感じた。下ネタって「慣れる」=「ダレる」という傾向が強いと思ってきたが、そこは声優さんらが見事にカバーしていたので充分満足。「くっだらねえ!」っていう良い温度で笑い続けられたなあ。
そういう意味では安定の存在を示した新井里美ちゃんも流石。
本当にしょうもない下ネタ作品だからヘラヘラ笑ってはいたんだけど、アンナ先輩が登場する度に、涙腺をヒリヒリ刺激されつつ。なんとも言い難い、独特な感動の連続だったよ。
85点!またいつかリピート視聴する際には、同じ感動を味わえたらいいなあ。