すっかり春ですね♪( ´▽`)天気がいいので早朝ランニングを始めています。
(ランニングの途中で撮った写真)
天気いいと気持ちいいですね
就活が始まっている学生さんも多いのだと思いますが、最近多いのが『もう少ししたら黒染めをしなくてはいけないんです』というお客様。
そしてその後に続く言葉が、
『黒にするくらいだったら自分でやっちゃおうかなぁって思っているんですけど~♪』
え?
黒にするくらいだったら自分で、、、
『ちょちょちょっと待て!おねさーん!((;゚Д゚))))))』
(書いてしまったのはしょうがないので気にせず先を書きます。)
たぶんどこかの美容師さんならここで、「ツアアアアアアアアアアアアアアアア!!!ツアアアアアアアアアアアアアアアア!!!ツアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」と言うタイミングです。
その理由は、
①ダメージが大きすぎる!
これは黒染めに限った事ではないですが、市販のカラーは基本誰が染めても綺麗に染まるように設定されています。誰が染めても綺麗に染まるんだったらいいんじゃない?と思うかもしれませんよね。
しかしよく考えてみてください。髪の状態っていろんな人がいるはずです。
ブリーチして毛先が金髪の人。パーマがかかっている人。前回のカラーから時間がかなり経っていて根元の黒い部分がかなり伸びていて毛先が明るい人。
いろんな髪の状態の人がいるにもかかわらず、1種類のカラー剤でお客様が満足するクオリティに持っていくにはどうすればいいか?と、カラー剤を作る人は考えると思いませんか?
答えは『パッケージに近い色を出すためにカラー剤の中に入っている染料の効果を最大限に発揮させる。』よって薬のパワーはMAX設定!その為、毛先にかなり負担がかかってしまう事が予想されます。
通常、美容師がカラーする時は根元はパワーの強い薬ですが、既にカラーしてある部分は薬のパワーを弱めてダメージを最小限にします。
特にロングの方でダメージが気になっている方、これから綺麗に伸ばしていきたい方は極力セルフカラーはお避けください。
一度傷んだ髪はどんな素晴らしいトリートメントをしても完全にはもとに戻りません。だから傷ませない事が大切なんです!
せっかく綺麗に伸ばしてきたのにたった一度のセルフカラーでその努力が台無しになってしまう事も十分あり得るんです。
②次に染める時に明るくならないし、明るくなってもムラになる可能性大!!
これはご周知の方が多いと思いますが、黒染めをしたら明るくするにはかなり手間がかかると、思ってください。(黒抜きした事無い方は、たぶん自分で想像する明るさより全然明るくならないですよ)
就活や実習が終わったら明るくしたいと思っている方。黒染めはセルフでやったけど美容院に行けばなんとか明るくなるんじゃないかな♪って思ってませんか?
僕ら美容師はお客様の要望に精一杯お応えしたいと思っています。なので明るくはしますがその時に使う薬のパワーはMAX設定です!!
正直、できればやりたくない。
黒染めの黒というのはブラウン(茶色)が濃くなったものとお考えください。この"ブラウン"という色味がいい意味で働いてくれる時もあれば、悪い意味に働く事もあります。
この"ブラウン"は一番髪に残留しやすい色素なんです。なので色持ちのいい色にしてくださいとオーダーされた時はこの"ブラウン"を配合すると色持ちが良いと感じられます。
しかし黒染めの場合はこの"ブラウン"が髪に残留している事によって明るくなりにくい状態になります。明るくならないから強い薬を使う。そして時間も長く置く。その結果ダメージ大!という負のスパイラルに突入します。
また、セルフで染めた時に塗りムラがあると染まりもムラになりますが、黒染めだとそれがわかりにくい状態です。そのムラがあると明るくしようとした時にムラとなって出てくる場合もあります。
と、まあ大きい理由はこの2つなんですが、ここからは自分の主観です。
と、その前に、、、、、
今まで偉そうにセルフカラーするなとか黒染め自分でするなとか書いてきましたが、
すみません!!!自分、3年前は市販のカラーで自分の髪染めてました!
これには事情があるのですが(自分のお客様には話していると思うのですが)、長くなるのでここでは書きません。
佐々木偉そうだなちょっと文句言いたい!という方、もしくはこんなに一生懸命書いてるからお客さんで行っちゃおうかな♪
という方。
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ちょっと話がそれましたが、身をもって市販のカラーを体験したからこそ言える事があります!!それは、
サロンカラーよりも絶対的に色の抜け方が汚い!!!
もう本当にこれに尽きると言っていいくらい僕はこれが嫌でしたね。とにかく赤味が出過ぎる!
僕は赤味が出るカラーが嫌いです。お客様が暖色系の色をご希望の時は染める事もありますが、8割のお客様は寒色系の赤味を感じにくい色をお勧めしています。それは自分がその色が好きであり、そんな色が似合う女性像を作っていきたいと強く思うからです。
なので自分の髪にも赤味は入れないんですが市販のカラーで染めて半月経つと赤味が出てくる。アッシュ等の寒色系で染めてもです。
それはなぜか?
それは誰が染めても綺麗に染まるように"ブラウン"の量が多く配合されているからだと思います。
実は"ブラウン"にはちょっと赤味が入っているので、最初はアッシュ味が感じられてもアッシュの色素が抜けてくると、髪に残りやすいブラウンの影響で赤味が出てくると考えられます。
僕はそんなに髪は長くないのでダメージはさほど気にしないのですが、この赤味が出る事は許せなかったです。しかしこれも勉強と思い、いろんなメーカーの寒色系のカラー剤を試しましたが、ほぼ全てのメーカーで赤味が強く出ました。
ちなみに、サロンでアッシュにしても抜けてくると赤味が出るという方もいらっしゃると思いますが、それは元々の地毛の色が赤味が強い可能性が高いです。そんな赤味が嫌な方が綺麗な寒色系に染まって、なおかつダメージが今までよりも3分の1程度に抑えられるプロセスを只今開発中です。
なるべく早くレシピを完成させたいと思っています。(こんなのもやってるんだ~くらいに覚えておいてもらえると嬉しいです。)
さて、ここまで読んでくださった皆様はもうそろそろ一つの疑問を抱いているのではないでしょうか?
そう!!
サロンで黒染めしたら後からちゃんと明るくなるの!?ダメージしないの!?
それですよね~!そうなりますよね~!
これはその人の髪質や黒染めする前の髪がどんな色だったのかという事も関係してくるので一概には言えませんが、覚えておいて頂きたい前提が完全にダメージが無いヘアカラーは無いということです。(ヘアマニキュア・カラーリンス等は除く)
サロンでやるにしてもダメージはあります。既にカラーしてある毛先に低ダメージの薬を使ったとしても"低"ダメージであり、"ノン"ダメージではないのです。そして黒染めしたカラーが髪に残留する事もあります。
しかしながら、セルフカラーをした際のそのリスクよりは確実に低いリスクでコンディションもいい状態を保てると思います。
ここで僕の黒染めのこだわりを書こうと思ったのですが、長くなりそうなので別の記事で書かせて頂きたいと思います。今日の夜までにブログ書きますので是非とも読んで頂きたいです!!
今回は長々書かせて頂きましたが、結局サロンカラーの方がいいという結論に至ります。しかし、どうしてもセルフで染める方もパッケージに書いてある用法・用量・放置タイムなどをよく読んでからカラーしてください。ロングの方は2箱とか3箱使ってください。流す時もしっかり流してください。かぶれの原因や頭皮のトラブルに繋がります。黒染めの種類もいろいろあります。不安でしょうがない、わからないという方はメーカーのお客様センターがあれば問い合わせてみるのもありですね。僕のLINEから連絡頂ければ相談に乗らさせて頂きます。それくらい髪は大事ですし、カラーの染まり次第で気分も変わります。
何よりも皆様の就活・実習等が実りあるものとなりますようにお力添えさせて頂ければと思っています。
今回は長文読んで頂きありがとうございました!!