私が子供の頃に教わった世界史では、B.C.=Before Christ(紀元前)とA.D.=Anno Domini(紀元後)で時代は大きく分けて語られていたのだが、この先10年、20年経った後の世界史では、B.C.= Before Corona(コロナ前)とA.C.= After Corona(コロナ後)とで、全く別の世界として語られるのではないだろうか?
東スポ プロレス格闘技担当@tospo_battle【プロレス大賞】殊勲賞は〝アイ・アム・ノア〟潮﨑豪!「来年もベルトを防衛したい」 #プロレス大賞 #noah_ghc #東スポhttps://t.co/3CHL9y4KqD
2020年12月15日 06:09
そのように考えれば、賛否の分かれた本年度のMVP受賞者と殊勲賞受賞の男が残したこの2つの試合は、2020年という同じ年に開催されながらも全く別の時代に行われた試合という、まるでパラレルワールドのような世界観の中に有り、どちらが上だとか並列に対比出来るものでは無い。
Azteca@b66ecc0771804df@kuwakocho110 この試合内容が面白かったかどうかは別にして、10年後にコロナ時代の象徴的な試合(猪木vs.アリ戦のようにつまらないとの批判も交えながら)として語られることは間違いなので、少なくとも今年度のMVPやベスト… https://t.co/s5d7LmWZ2I
2020年12月15日 08:30
どうも最近、新日の試合を見ていると、なんだか全日っぽいなと感じる瞬間がある。
内藤哲也や棚橋弘至の相手の技をしっかり受けてという丁寧な戦いぶりには好感が持てる一方、そのむかし四天王プロレスを見てチョットやり過ぎじゃ無いの? と不安を覚えた感覚を思い出す。
私が子供の頃、既にジャイアント馬場はレスラーとしての盛りを過ぎ斜陽傾向にあったのだが、そんな馬場にアントニオ猪木は再三対戦を迫り『やれば必ず勝てる!馬場は対戦を避けて逃げ回っている』と、挑発を繰り返していた。
当時の私は子供心に『馬場は逃げ回っちゃってずり〜な!』なんて思っていたのだが、大人になって調べてみると、猪木は馬場にシングルマッチで一度も勝ったことがないらしい。
絶対的に優位な立場にある馬場が悠然と受け流し、ブレないプロレスを守っていてくれていたからこそ猪木が好き勝手に非常識な仕掛けを繰り出せていたという、要するに追い掛ける者の勢いがあったのだ。
そんな馬場の流れを汲むNOAHは、私から見るとどちらかというと優等生的で退屈な団体というイメージだった。
【ジャイアント馬場対アントニオ猪木シングルマッチ全成績】
1961年(昭和36年)
※馬場23歳、猪木18歳
1:5月25日 富山市立体育館
◯馬場正平 [10分30秒羽交い締め(フルネルソン)] 猪木寛至●
2:5月27日 岐阜市民センター
◯馬場正平 [5分30秒逆エビ固め] 猪木寛至●
3:6月10日 徳島市民会館
◯馬場正平 [9分50秒エビ固め] 猪木寛至●
4:6月16日 八幡市黒崎安用体育館
◯馬場正平 [8分5秒エビ固め] 猪木寛至●
5:6月20日 別府市市民温泉プール
◯馬場正平 [9分19秒エビ固め] 猪木寛至●
6:6月28日 大阪府立体育館
◯馬場正平 [11分17秒エビ固め] 猪木寛至●
1963年(昭和38年)
7:4月25日 豊岡市総合グラウンド
◯ジャイアント馬場 [12分3秒体固め] アントニオ猪木●
8:7月19日 リキ・スポーツパレス
◯ジャイアント馬場 [17分21秒体固め] アントニオ猪木●
9:7月28日 静岡・三島大社境内
◯ジャイアント馬場 [三本勝負2−1] アントニオ猪木●
(1)馬場 [12分6秒体固め]
(2)猪木 [2分18秒体固め]
(3)馬場 [2分48秒体固め]
10:8月3日 大阪府岸和田市港市場
◯ジャイアント馬場 [三本勝負2−1] アントニオ猪木●
(1)馬場 [10分27秒体固め]
(2)猪木 [5分15秒体固め]
(3)馬場 [1分22秒体固め]
11:8月9日 東京・足立区体育館
◯ジャイアント馬場 [10分26秒体固め] アントニオ猪木●
12:8月16日 リキ・スポーツパレス
◯ジャイアント馬場 [三本勝負2−0] アントニオ猪木●
(1)馬場 [11分45秒体固め]
(2)馬場 [4分8秒体固め]
13:9月4日 愛知・刈谷市営球場
◯ジャイアント馬場 [三本勝負2−1] アントニオ猪木●
(1)馬場 [12分6秒体固め]
(2)猪木 [2分18秒体固め]
(3)馬場 [2分48秒体固め]
14:9月23日 秋田・大曲市営競技場
◯ジャイアント馬場 [14分5秒体固め] アントニオ猪木●
15:9月28日 福島市県営体育館
◯ジャイアント馬場 [11分55秒体固め] アントニオ猪木●
16:10月2日 栃木・足利市月見ヶ岡体育館
◯ジャイアント馬場 [12分00秒体固め] アントニオ猪木●
計16戦 ジャイアント馬場16戦16勝0敗