2003年 10月26日(日)
東京:日本武道館
全日本プロレス
三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
チャンピオン
川田利明
(17分05秒 ストレッチプラム/レフリーストップ)
チャレンジャー
ドン・フライ
※集客数は分かりませんが、アナウンサーの口振りではこの冬の時代に武道館満員になったようです!
新日本プロレスG1CLIMAX32がお休みなので、ちょっと時代を遡って武藤・全日本プロレスを鑑賞しました。
この時期の武藤・全日本ってまったく見ていないのですが、多分日本テレビはNOAHに着いて行ったので地上波で放送していなかったんですかね?
※確か崩壊前の武藤・全日本は、武藤が放送枠を買って地上波でやっていたので見ていた記憶が有ります。
この時代、プロレス人気ははPRIDEに侵食され、アントニオ猪木に引っ掻き回される新日本プロレスに嫌気が指した武藤敬司が、選手とスタッフを引き連れて全日本プロレスに移籍するというカオス状態でしたが、今になって見返してみると無茶苦茶面白いですね。
※三沢光晴は全日を捨ててNOAHを旗揚げ、新日を解雇された橋本真也はZERO-ONEを旗揚げしています。
この時期の全日本プロレスはZERO-ONEとの全面対抗戦の最中で、橋本真也の保持する三冠ヘビー級王座に川田利明が挑戦することが決定していたのですが、橋本が右肩を脱臼してしまいベルトを返上、急遽三冠ヘビー級王座決定トーナメントが開かれ決勝戦でZERO-ONEの大谷晋二郎を破り優勝した川田利明は、初防衛戦のチャレンジャーとしてドン・フライを迎え撃ったという舞台設定なのですが、マサ斎藤Tシャツを着て入場するフライが泣けるんですよ!
※フライの参戦は新日時代から武藤が結成していた超党派ユニットBATTの繋がりですかね? この辺りの全日はよくわかりません!
若い人は驚くかもしれませんが、昔はインターナショナルヘビー級、UNヘビー級、PWFヘビー級と、いちいち3本のベルトを持って入場していました。
※フライから渡されたグローブを「俺、要らんから!」みたいな感じで返却します。
今回はグローブ🥊はめていればパンチを打ってもOKという特別ルールなのですが、川田はグローブを拒否、ガンガン顔面パンチを打ち込んで来るフライに良いの貰ったわ〜! という得意の顔芸で対応します!
※受け身の上手さが持て囃される全日系の選手ですが、川田の最大の魅力は受けた後の顔芸です!
ま〜殴られちゃったら殴り返しますわな、グローブ🥊なんて関係なくグーで行きますよ! 殴る蹴るで応戦です!👊
※そりゃ〜プロレスですから、普通にナックルパートかましますが、5秒以内ならOKです! 👊
それにしても、フライのプロレス対応力の高さにも驚かされます。
※普通にバックドロップで投げられます!
対する川田もオーソドックスなプロレスだけでは無く、マウントポジションの取り合いなどMMAっぽい動きも見せて、この人意外と器用な選手なんですよね。
※ラーメン🍜作れるくらいやから、相当器用なんですよ!
そんな元UFCチャンピオンと総合っぽい攻防を展開しながらも、最後はきっちりストレッチプラムで捩じり上げる辺りが俺だけの王道です!
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で…
これで終わりじゃないんですよ!