また、事実上の〈その３〉は、番号未記載でしたが、こちらになります。
で、そもそも大河原ザクと一括りにしても、実際は30年余の歴史で、そのスタイルには変遷があるので、今回はそのまとめ。
最初のザク設定画（1979）は、ボリス・ヴァレホが描いた、『バーバレラ』（1968）のやり直し版ポスター（描かれたのは1977年以降と推測）にあった、ブラックガードのイラストにインスパイアされているため、おなじみの例のポーズになった。
※詳しくはこちらで。
そしてこのポーズとアングルで、大河原氏は延々と、焼き直し商法を続けて行く。
ザクだけに的を絞っても、これだけ描いている。
↑左から、①旧ザクMS-05／②宇宙戦用MS-06F／③地上戦用MS-06J／④Jタイプの迷彩塗装指定図
↑頭に角のある指揮官用３態。
左から、⑤指揮官用MS-06Sシャア専用機／⑥ガルマ・ザビ大佐用MS-06FS／⑦ドズル・ザビ中将機MS-06Fカスタム
↑人気の高機動型Ｒタイプ４態。
左から、⑧燃料タンク内蔵式のMS-06R-1／⑨同タンクがカートリッジ式の、MS-06R-1A、黒い三連星仕様／⑩同じくMS-06R-1Aの、シン・マツナガ大尉機／⑪４機しか生産されなかった、MS-06R-2のジョニー=ライデン少佐機
↑陸戦仕様２タイプ５態。
左から、⑫ザクキャノンMS-06K／⑬同じMS-06Kでも、近距離通信アンテナが２本あり、ラビットタイプと呼ばれたイアン・グレーデン中尉機／⑭ザクデザートタイプ（砂漠仕様）MS-06D／⑮MS-06Dのピンクパンサー部隊所属機／⑯MS-06Dのカラカル部隊所属機
↑特殊環境下で運用する２タイプ４態。
左から、⑰水中用ザクMS-06M／⑱同じMS-06Mのレッドドルフィン部隊所属機／⑲宇宙空間用ザク強行偵察型MS-06E／⑳Eタイプの改造高性能型で、もはやザクの面影が希薄な、MS-06E-3
↑戦闘が主目的でなく、あくまでも作業がメインの２タイプ３態。
左から、㉑ザクタンクMS-06V／㉒MS-06V-6／㉓戦闘能力皆無の、一般作業型ザクMS-06W
↑サイコミュ実験機２態。
一番左の、宇宙用ザクF型（既出の②宇宙戦用MS-06F）を改造して、中央の㉔MS-06Z、通称Ｚタイプが作られ、その２号機が右の㉕MSN-01に改造された。
というわけで、大河原氏は、ザクだけでも最低25種類もデザインバリエーションを描いたのだが、実をいうと、もっともっとたくさん、こういうバリエーションでしのいでいた。
……というところまでで、今回はおしまい。
というのも、今回はブログ書くのに、すげえ時間と手間がかかったので。
そのため、次回の「大河原ザクを求めて31年」までには、しばらく日数をいただきます。
最後に手間暇ついでに、ザク曼荼羅（まんだら）をお楽しみいただきましょう！
まさにザク無間地獄！
しばらくザクは見たくないよ～！
クリックよろしく。
