私は今47歳。
20歳で結婚したんで、もうあれから27年経つのね。
この27年で女性を取り巻く環境は大きく変わったな
まず、女性が4年制大学に行くなんて、かなり珍しかったし
短大か高校出て、結婚までの足掛けで就職。
女性の方が初任給が低いのも当たり前のことだったし
それがおかしいとも思ってなかった。
私は高卒で就職して、結婚が決まったことを上司に告げたら
「いつ辞めるの?」って一言目に聞かれた。そんな時代。
寿退社がその当時は当たり前だったし、ある意味で女性の理想のルートでもあった。
私自身も、専業主婦に憧れていたので結婚と同時に退職した。
その後3年目で妊娠したんだけど、子供が3歳になるまでは家で育てたい願望が強くって、
20代のほとんどを家庭に費やした。
それが幸せのカタチだと信じていたし、あまり幼少期に幸せを感じることが少なかった私は、
自分なりの幸せを実現したはずだった。
なのに。
26歳の時。
自分の人生は、役割で終わるのかな
個人としてのワタシはどこにいるのかな
ワタシを個人として求められる場所はあるのかな
って、遅い自我の芽生え?
アイデンティティーについて考えることが多くなり、
「〇〇さんの奥さん」
「〇〇さんのママ」
ではなく、
「麻紀さん」と。
みんなから名前を呼ばれたい。
ここに自分のアイデンティティーがあるんだと答えを出しました。
んで27歳の時かな。
まつげパーマを学び、出張で施し、少しずつ役割から個人として動き出しました。
とにかくワタシは周りから麻紀さんと呼ばれることがすんごく好き。とっても嬉しいです。
でもなぜか麻紀ちゃんが嫌いです。理由は分かりません。笑。
ワタシは過去にいろんなサロンで勤めてきました。6か所くらいかな。
自慢でもないですがどこでも店長やらマネジャーになってきましたが、
役職名で呼んでもらった無いです。
必ずスタッフから「麻紀さん」と呼んでもらって来ました。
今はお客様に「麻紀さん」と呼ばれることが一番嬉しいです。
そして、ワタシもお客さまのことを下の名前で呼ばせていただくことが多いです。
(勝手に呼んでるカモです。嫌な気分にさせた人いたらごめんなさい)
ワタシのアイデンティティーはここにあって、一生今の仕事がしたいと願っているのも
きっとここに理由があるんだと思います。
国際女性デーにちなんで、アイデンティティーについて書いてみました。
世界中で女性が個人として活躍出来ますように・・・