Agees ~農家に行くサークル~

Agees ~農家に行くサークル~

私たちAgees(アギーズ)は、「気軽に現場へ」をコンセプトに、
農業体験を通して学び共有することを目標に活動しています。
主な活動は毎週水曜日18:30〜ミーティングと週末の農作業です。
Twitter、Instagram、 Facebookもぜひご覧ください♪

んにちは

2024年度Agees代表になりました川越広平です。

ブログの更新が2年ほど空いてしまいましたが、代表挨拶をさせていただきたいと思います。

 

 

Ageesは、農家さんを訪ねて農作業をするサークルですが、

農業バイトやボランティアとは違い、ある要素が強いと言われています。

僕はそれを「思考」だと考えています。

作業自体やその最中の農家さんや仲間との会話を通して

多様な価値観やモノの見方を知り、

農業への学びに加えて趣味やこれからの人生、果ては恋愛観まで、さまざまな思考を行います。そしてこれが我々を成長させているのです。

少し大げさに言ったかもしれませんが、

Ageesで過ごせばあながち嘘ではないとわかるかと思います。

 

...と、新しくAgeesを見つけてくれた方への僕なりの紹介はここまでにして、

今年度の目標を紹介したいと思います。

今年度代表としての目標は「ポテンシャルを引き出す」ことです。

前述の「思考」の場を充実させることもそうですが、

Ageesでの農作業やミーティングが楽しいといってくれている人たちのために

より良い環境を作れたらなと思っています。

そして、団体としてだけではなく、

所属するヒトのポテンシャルまで引き出したい!

現メンバーは、一見静かでも話してみるといろいろ持っているヒトばかり。

大なり小なり農業への興味で集まってみた仲で、

お互いの面白さを引き出せる温かいコミュニティにしていきたいと考えています。

 

Ageesという火は、

コロナやその後の人数不足という強風によって随分弱まった時期があったと思います。

しかしこれまで積み上げてきてくださった炭は赤く、まだまだ燃えます。

新しい薪も入れつつ焚いていきますので、

その火加減を温かく(温まりながら?)見守っていただければ幸いです。

 

最後になりましたが、日頃からお世話になっております農家さん、顧問の先生、アギーズメンバーのみんな、至らない点も多々あるかと思いますが、一年間よろしくお願いします。

 

 

 

2024年度Agees代表 川越広平

こんにちは!もう成人ですが、子供の日にべこもちと柏餅をしっかりと食べた3年の車です。4月30日にジョージ農園で活動してきたので、作業報告をしたいと思います。メンバーは4年の奥村さん、3年の車、1年生の山本さん、高江さん、小国さんでした。

 

まずとうきびとかぼちゃの播種を行いました。とうきびは128穴のセルトレーに土を入れた後専用の器具で凹ませ、種を一粒ずつ入れ、また別の専用器具で種の上からさらに押し、最後に覆土しました。

 

かぼちゃの場合は72穴のセルトレーに土を入れたら凹ませずに種をまず並べ、その後指で種を押し込みました。写真のように種を同じ向きで並べることで、双葉が開くのに種の殻が邪魔にならないようにし、さらに双葉の開く方向を揃えて定植の際に抜き取りやすくするそうです。種は厚さの3倍の深さまで押し込むのですが、感覚でしかないので「これでいいのか...?」となり難しかったです。

 

またトレーに土を入れた後、菌根菌の入ったパウダーのようなものをかけていました。植物と共生する菌根菌や根粒菌については学校の講義でも学んだことがあるのですが、まさか乾燥したパウダー状になっていてふりかけのように簡単に利用できるとは思わず、とても驚きました。

 

 

人数の力と集中力で播種作業を思った以上に早く終えてしまったので、最後にブルーベリーの剪定について教えてもらいました。ブルーベリーはそのまま放っておくと小さい実がたくさんついてしまい、収穫は大変になり味もあまり良くないものになってしまいます。剪定を行うことで着く実の数を半分くらいにして養分を集中させ、また中央部分に隙間を作って風通しをよくします。実際に作業を見ていると、思った以上に躊躇なく太い枝までバシバシ切っていくので驚きました。江崎さん曰く太い枝を先に切った方があとで迷わないそうです。内側に向かって伸びている枝や交差してしまっている枝を切り、一つの枝につける花芽は5つまでにして先の方を切り落とします。また上の方の枝で雪に埋もれなかった部分は寒さで死んでしまっていたので、そこも切り落としました。慣れてくるとだんだん踏ん切りは良くなりますが、まだまだ時間はかかり、一本数分で終わらせてしまう江崎さんの凄さを感じました。こうやって毎年剪定を行っていくことで、10年で立派な木に成長するそうです。時間はかかりますが一つ一つの木に手をかけて少しずつ育てていくことが、野菜にはない果樹の魅力だと思いました。

 

before

 

after

 

今回特にブルーベリーの剪定は初めてする作業で、とても貴重な経験でした。ジョージ農園さん、お世話になりました。またよろしくお願いします!

こんにちは!なんだかんだで初めてブログを更新している3年の車です。4月23日に倉知農場で活動してきたので、作業報告をしたいと思います。メンバーは3年の坂井くんと車、そして今年度の活動初の1年生山本さんでした。

 

今回の主な作業はイネの播種でした。私は去年も同じ時期に倉知農場でお世話になっていたので、2回目の作業でした。イネの播種は機械で行います。育苗用のトレーに、床土・農薬・種籾・覆土の順で層になって入れられていきます。播種自体は機械がやってくれるのですが、土や種籾の補充、空トレーのセットや出来上がったトレーの回収は人間がやらないといけないので、その作業を行いました。作業のスピード的には大変ではなかったのですが、少し気を抜くと「空トレーがあと一つしかない!」なんていう事態に陥ってしまうので、一つのことに気を取られすぎないよう視野を広く持つ必要があると感じました。

 

私はほぼずっと播種機械のところにいたのですが、他の2人は別の作業もしていたので紹介します。まずは育苗トレーをハウスの中へ並べる作業です。写真のような機械が後ろに下がりながらトレーを並べていくので、人間は機械までトレーを運んでセットする作業をしました。並べ終わった後は水やりをしました(機械が)。

 

その後坂井くんはハウスの入り口の設営も行いました。私はちらっと見ただけでしたが、横棒を水平に固定するのが難しそうでした。

 

最後に山本さんと私で明日以降に使用する育苗用トレーを準備しました。納屋の2階から板を滑らせて下ろし、トラックの荷台に積みました。トレーを10個ずつ紐でまとめてあるのですが、時々崩壊しかけ(崩壊しちゃったのもありました)の束があって大変でした。去年田植えの際に結ぶ作業もしているので、来年のためにも、今年は去年よりしっかり結ばないとダメだなと思いました。

 

 

私は今年度初の農作業だったのですが、スタートにふさわしくしっかり活動できたと思います!倉知さんありがとうございました。またよろしくお願いします!

 

こんにちは、来年度の代表を務める岡本篤哉です。
例年通り、新代表の挨拶をさせて頂きます。

今年度も新型コロナウイルスの影響を受けて満足な活動が出来ない一年となりました。
また、私たちの代は一年生の頃から新型コロナウイルスの影響を受けているため、満足なAgeesの活動を実際に体験したことのない代になります。来年度の活動がどの様な形になるのかということはまだまだ不透明な所も多いのですが、先輩方や農家さん方のお力添えのもとAgeesの伝統を絶やさぬ様に努力していく所存です。

私自身、まだまだ未熟者ですので、同学年で共に頑張る幹部の意見や先輩方・農家さんからのアドバイスを参考にしながら頑張っていきます。
Ageesに関わってくださる皆様のご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
こんにちは、来年度の代表を務める岡本篤哉です。
例年通り、新代表の挨拶をさせて頂きます。

今年度も新型コロナウイルスの影響を受けて満足な活動が出来ない一年となりました。
また、私たちの代は一年生の頃から新型コロナウイルスの影響を受けているため、満足なAgeesの活動を実際に体験したことのない代になります。来年度の活動がどの様な形になるのかということはまだまだ不透明な所も多いのですが、先輩方や農家さん方のお力添えのもとAgeesの伝統を絶やさぬ様に努力していく所存です。

私自身、まだまだ未熟者ですので、同学年で共に頑張る幹部の意見や先輩方・農家さんからのアドバイスを参考にしながら頑張っていきます。
Ageesに関わってくださる皆様のご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

はじめまして、2年からAgeesに入った小出です。これからよろしくお願いします!

11月21日にのみやまファームさんにお邪魔したので、その報告をします。

参加したのは2年の小出と坂井です。

 

午前中からお昼過ぎにかけて、大豆の脱穀を行いました。脱穀機(左図)に大豆を入れると、中身である黒豆が出てきます。もちろん、脱穀されていないものや豆以外の部分のゴミなども出てきてしまうので、それを選別機(右図)に数回入れ、できるだけ豆だけを取り出します。最終的に約20kgの豆を収穫出来ました。味噌を作るらしいので、ぜひいただきたいと思いました!

 

 

豆の作業をしたあとは、冬の準備としていろいろなことをしました。

 

・鉄パイプの移動は、除雪車に巻き込まれないようにするためです。またトラクターの上に乗りたいです。

・野見山さんが不在の際に車に当てられてしまった小屋の修理をしました。ガルバリウムという合金で5年ほど持つみたいです。

・もみ殻を、トマトのハウスに運びました(もちろんトラクターが)。このハウスは、たたんで雪を積もらせ、土壌を一度リセットするそうです。

・米ぬかを、収穫が終わったハウス内に撒きました。この米ぬかは、土の中にいる虫を駆除する菌が好んでいます。

・出荷するじゃがいも(デストロイヤー)の芽取りを行いました。この芽には「ソラニン」や「チャコニン」という毒が含まれていて、0.05g以上摂取すると症状が出る可能性があります。怖いですね…

 

 

 

そのほか、ハウスや畑の野菜を紹介していただきました。作業に行くと、毎回自分の無知に気づかされてしまいます。

 

最後に、野見山さん、今回はありがとうございました!!

またよろしくお願いします!

こんにちは、最近知らぬ間に沢山足にあざを作っている奥村です。

この前の日曜日に今年最後の作業として、のみやまファームへ行ってきました!

この日のメンバーは3年奥村と2年南野、1年祝です。

 

この日の作業内容は

・ハウス横の雪かき

・魚粕まき

・もみ殻焼き

・支柱立て

・薪割り

・メルカリ発送作業

というラインナップでした!

 

最初はこの日のメインイベント、雪かきです。

ハウスのビニールを外すために、ハウス横に積もった雪をどかして金具が見える状態にする作業でした。雪かきするのは初めてで、切り込みいれてブロック状でどかしていくというのが楽しかったです。

途中まで除雪機を入れるという時に、雪に埋まってしまった金属の棒を探すという唐突な宝探しゲームが始まったのですが、なかなか見つけられなかった分見つけられた時が嬉しかったです(笑)

作業前はもっと着込んできたら良かったと思っていましたが、身体を動かしてポカポカになれました!

 

  

 

続いてはハウス内での魚粕撒きでした。

1つのハウスにつき20 kgを2袋、手でつかんで良い塩梅でまきました。

後輩にお相撲さんが塩をまくみたいですねと言われてからは、そんな気持ちになって撒いていました。

魚粕は窒素とリン酸が豊富に含まれている肥料です。骨も入っていたのでカルシウムも入ってます。

 

 

続いてもみ殻焼き。

これは先月訪れた時にもさせていただいた作業です。

この日も風が少なくて火が付かなさそうだ…となりましたが、

藁を使うことで無事火を付けることができました。良かった。

この前の作業の後に知ったのですが、炭は小さな隙間が大量にあるため保水性が良いようです。

また表面積が大きくなるため、有用菌の住処になるようです。

他にも脱臭効果があったり…すみません、黒い物体にしか見ていなかったです

 

 

その後はハウスの中の支柱立て。

作業機が入っているハウスの中に2本、仕分け場の手前の箇所で2本立てました。

協力プレイで行いましたが、垂直にするというのが難しかったです。

この日初めて垂直・水平を確かめる道具を使いましたが、

最初は全く仕組みが理解できず、結局どちらに動かせばいいのかも分かりませんでした(笑)

せっかく垂直にしたのに、地面に置いたベース部分を調子に乗って締めてやろうとしたところ、

大きくずらしてしまうということもありました。

程よいところじゃないとダメですね。気を付けます。

 

そして薪割りをしました。

薪ストーブ用です。薪ストーブはとても暖かくて、お家の中に入った時に顔が火照るレベルでした🔥

見てるだけで心も落ち着くので良いですね。

薪割り楽しかったです。残念ながら私は斧で割れませんでした。

木を刃の付いている道具にはめてハンマーでたたいて割るという方法で何とかしてました

道具はキンドリングクラッカーという名前のようです。

道具を使ったとはいえ真直ぐ当てられず中々出来なかったです。ただ、割れた時が気持ちいい。

つい割りたいという気持ちでいっぱいで、ミニコン一杯に集まっても運ぶのを忘れていました。

難しいですがまたやりたいです。斧でできるようになりたいです💪

 

 

 

最後にメルカリ発送作業のお手伝いをしました。

販路拡大のため昨年から始められたと伺いました。

ここ最近はメルカリの半額キャンペーンに伴って、かなり注文が入ったようです。

商品のじゃがいもだけでなく、じゃがいもの種類や食べ方の説明の用紙、

じゃがいもの栽培についての用紙、次の販売に繋げるための葉書も一緒に入れて箱を閉じます。

発送手続きに向かう前に私達がドタバタしてしまったのですが、集荷に間に合って良かったです。

迅速に対応するかということもメルカリでは重要になるようです。

どのツールで販売するかによって重要になってくるところも違うんだなぁと思いました。

 

年内最後の作業とても楽しかったです。

急に冷え込んだ日でしたので、のみやまファームに到着した時は動けるかなぁと心配でしたが、

身体動かして途中からは一枚脱いでもへっちゃらでした。

 

 

個人的にはお昼休憩の時に聞いた、ハウス丸々やられて500個近く割れてしまったものをメロンサイダーとワインに加工したという話が印象深かったです。実際飲ませていただきましたが、メロンのみの甘さだとあまり甘くなくて、確かにラベル隠されているとメロンだと分からない気がします…

 

 

飲みながら好き勝手感想を言っていましたが、どういう売り方が良いのか、どんな売られ方をしていたら私は手に取るだろうかと考えています。いっそ価格を高くつけて、癖が好きな人に手に取ってもらうのが良いのかなぁなんて思いますが、難しいですね。自分がどんな商品を手にしているのか、興味惹かれるのはどんなものかもっと振り返ってみようと思います。

 

野見山さん、今回もありがとうございました。そして今年も大変お世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします!

こんにちは!ストーブをつけずに頑張っています3年の柴田です。今回は11月13日にジョージ農園に行かせてもらったのでその作業報告をしたいと思います。

この日の作業はキャベツの収穫です。

 

キャベツ畑はこんな感じです。広い!ここで収穫したキャベツは雪下キャベツとして冬場に少しずつ出荷していくそうです。今年は雪が降るのが遅くて少し心配だとか。

キャベツの収穫は包丁で根元を切って外葉を少し残して取り除きます。外葉は寒さから守ってくれますが残しすぎると腐る原因になるそうなので注意が必要です。収穫したキャベツを軽トラックに積んで運びます。キャベツがずっしりとしていて軽トラックに積む作業がかなり大変でした。

 

1日でこんなに収穫できました!作業終了した後に江崎さんが好きなだけ持って行っていいよと言ってくださったので2玉もらいました。ありがとうございます!

僕は夏バイトでカボチャの収穫を2日間やらせてもらっていて、その作業もキャベツの収穫と似ていました。その時は正直言ってカボチャが嫌いになりそうだったのですが、キャベツの収穫は楽しくできてキャベツがより好きになれました!特にキャベツの外葉を落としているときはキャベツの香りが漂ってきてそのままかぶりつきたいくらいの気持ちでした(笑)。

本日の作業報告は以上になります。江崎さんありがとうございました!これからもよろしくお願いします。

はじめまして!今年、Ageesに入りました2年の南野です。

10/30日にアンビシャスファームにて活動したので報告いたします!

メンバーは2年南野、車でした。

この日の作業内容は

・マルシェのお手伝い

・紅大根の収穫

 ・様々な野菜の出荷作業

でした!

 

まずは、マルシェのお手伝いです。

この日はハロウィンマルシェと題した「ふたりのマルシェ」の最終日でした。アンビシャスファームの野菜だけではなく、江別にあるパン屋さんやスープ屋さん、コーヒー屋さん、クラフトビールメーカーさんなども出店されていました。担当したのは野菜の詰め放題コーナーで、接客や野菜の補充を行いました。オープンと同時にたくさんのお客さんが来て下さり、大賑わいでした。

お客さんに野菜の品種や特徴をよく聞かれたのですが、答えられず、販売する側として勉強不足だったと感じました。

 

次に紅大根の収穫です。

今回収穫させていただいたのは紅くるりという品種でした。皮だけでなく実まで紅色で小ぶりな大根です。サラダや漬物に向いているようです。

大根を引き抜き、包丁で根と葉を切り落としました。土に埋まっている大根が意外にもあっさりと抜けたことに驚きました。

収穫したての大根に生のままかぶりつかせて頂きましたが、硬すぎず、みずみずしくて美味しかったです。大根おろしにして食べたいなぁと思いました。

 

最後は様々な野菜の出荷作業でした。

具体的にはブロッコリーやアピオス、ヤーコン、菊芋の作業をしました。

ブロッコリーは茎をつけたまま収穫されているものをコンテナに詰めました。茎を残す理由としては、花蕾(一般的に食べる部分)が傷つかないように守る役割があるからだそうです。

アピオスは短いウインナーのような芋です。種芋から発芽し、つるが伸びて数珠のように繋がって芋がなっていくそうです。ヤーコンは大きさも含め、さつまいものような見た目の芋です。菊芋は生姜に似ていました。

この3種の芋を決まった重さを測り取り、袋詰めしました。

どれも初めて見た野菜でしたが、同じ芋なのに見た目も大きさも違っていることに驚きました。

 

私は初めてアンビシャスファームさんの作業をさせて頂きました。農業規模の大きさ、扱っている種類の多さ・珍しさに驚き、わくわくしました。また、マルシェというものを初めて目の当たりにして、地域交流の温もりを感じ、すごく素敵な場だなぁと思いました。アンビシャスファームさん、このような体験をさせて頂き本当にありがとうございました。

最近、家の中の方が家の外より寒いと改めて実感した奥村です。

日曜日にのみやまファームにて活動したので報告いたします!

メンバーは3年奥村、2年江口に加え、体験で1年の石井君が来てくれました。

この日の作業内容は

・豚への餌やり

・もみ殻焼き

・じゃがいもの芽掻き・箱詰め

・大豆の収穫

でした!

 

 

まずは、豚への餌やりです。

豚は人と同じく雑食性であり、嗜好性はありますが、何でも食べます。

人がそのまま利用できない農業廃棄物や都市から出る廃品などを利用して育てるエコフィード

という取り組みが近年行われています。

この取り組みは食品リサイクル・飼料自給率の向上という面で非常に有用だと言われています。

近年の話かと思っていましたが、

50~60年前は近所から生ごみとかを集めて豚を育てている豚屋さんがいた

と野見山さんから教えていただきました。

効率が悪くいなくなっていったとのことで、

効率や手軽さを求めると環境に悪影響になるのはどの分野でも同じなのだなと思いました。

今回は、正品サイズでないじゃがいも、製菓工場から出るクッキーの端っこ、学校給食の残飯です。

もう出荷間近ということで炭水化物がメインでした。クッキーは人間と同じくおやつ感覚のようです。         

 

 

次にもみ殻焼きをしました。

お米農家さんから貰ったもみ殻に火を付けて炭にして土に撒きます。

灰までいってしまうとアルカリ成分が入ってしまうので、焼くのはやりすぎない程度に。

もみ殻の山に火が付いたら煙突を立て、

煙突が安定する程度に周りにもみ殻を集めて終了です(焼けるのを待ちます)。

煙突を立てるのは空気の流れを作るため、というのを知らずに生きてきました。

煙が煙突から出ていくときにできる上昇気流(ドラフト)により、空気を吸い込んで燃焼を促進します。

覚えておきます…

ちなみにこの日は風が少なく、

Ageesメンバーで着火してみた方は時間置いてから見に行くと消えていました、難しいです。

                   

 

 

その後はジャガイモの芽掻きをしました。

デストロイヤーという外の皮が赤い品種です。粘質系のジャガイモです。

L>LM>M>Sと重量ごとに分けられています。この規格は品種によらず共通です。

それぞれのサイズ1袋はやりましたが、小さいほうが芽も小さく、大きいほうが芽も大きい。

サイズ大きい方が芽に触りやすく、取りやすかったです。

この時に他品種のジャガイモも見せていただき、

きたあかりは芽が赤いのが特徴、とうやは男爵よりごつごつしていないなど見分け方を教わりました。

とうやという品種が加工しやすい(機械で皮むきやすい)ため、

最近引き合いが強くなってきているようです。名前も知らなかったです。

箱詰めは右の写真のような感じです。

     

 

 

最後に大豆の収穫をしました。

野見山さんが草刈り機で刈った大豆を集めて、パレット上に積んでいく。

収穫始める前はあんまり量無いのかななんて思ってましたが、そんなことなかったです。

パレットにこんなに積んだけど、まだこんだけしか進んでないんか..と作業しながら思ってました。        

この大豆は自家用で味噌作りに使われるようです。

収穫したのは黒大豆でしたが、味噌を作るとに豆の色によって、そこまで色は変わらないようです。

というのも味噌の色の違いは発酵時のメイラード反応によるものだからです。

メイラード反応とは大豆に含まれるアミノ酸と糖が反応して褐色の色素を作る自然な反応です。

色の淡い白味噌はこの反応を抑えるために工夫が施されています。

気になる方はぜひ調べてみてください。

 

作業ではないですが、体験の子がいるということでハウスの中の紹介もしていただきました。

メロンが終わったハウスで小松菜とほうれん草、葱やキャベツ、大根、春菊が育てられていました。

小松菜は、冬を越して甘みが増した状態で出荷されるようです。ねぎは12月に収穫予定だそうです。

これは黒いフィルムで白い部分を覆うことで白い部分を長くする軟白ねぎです。

一般的な長ねぎよりも白い部分が長く、柔らかくなります。

日のよく当たる方には黒のビニール、反対側には黒の不織布を使用しています。

本当は両方ともビニールを使いたいところですが、そうすると湿気が抜けず病気になりやすいため、

一方を不織布にしています。こういった工夫を知るの面白いです。

ハウスにびっちりと育っている姿は、最近少し葱が食べられるようになった身からすると圧倒されます。

 

 

今回も楽しく作業してきました、野見山さんありがとうございました。

今年はハウスの修理や改良を夏の間に済まされたようで鉄工所の作業は無かったですが、

様々な貴重な経験ができました。

何が育っているのかクイズで春菊が全く出てこなかったので反省しています。

今までは鍋に入れてませんでしたが、今年は入れてみようと思います。

改めてまだまだ勉強が足りないなと感じる部分が多く、

せめてせっかく教えていただいたことが抜けていかないように頑張ります。。

また来月も活動していきますのでよろしくお願いします!