●トイプードル♀ドロシー
5月31日トライアル~
ドロシーは3月8日、ブリーダー放棄犬として
他団体から引き取り協力の子でした。
引き取り時のドロシー(3月)
引き取り時、写真はトリミング後のものですが、
身体中にしみついた糞尿の匂い、
クレートに入れると奥の方に張り付いて、出てこなく、
クレートを縦にして・・・やっと出すという状態。
普通の世界が怖くて仕方がない様子でした。
そんなドロシーにハーネスをつけても
異常なほど逃げようとする姿勢を取り、
お散歩以前の問題として、普通に
お世話ができない状態でした。
5月末のドロシー(トライアルの日)
人間とのコミュニュケーションが取れなく
モノとして生きてきた、7~8年間。
預かり先が手いっぱいだったので、
最初は知り合いのトリマーさんの善意で
ペットホテルに
お預かりしていただくこと2ヶ月間。
その後、手が空いたやよいさんの所で
約1か月間、お預かりをして、
本当に可愛い表情をするようになってきました。
預かりのやよいさんからの感想を聞くと
ドロシーは、先住犬のいるお家に行った方が
より早く人間との生活になれるのではないかとのこと。
複数いただいたご応募では、先住犬のいる
お宅がいくつかありました。
多くは、先住犬さんとのお友達にというご応募。
そんな中でM様は、
「人間のエゴで不幸な目に合う動物達のために
力になれたら…」と
「我が家でお役に立てればと思い」
ご応募してくださったとのこと。
「お役にたてれば」という考え方。
ここのところ、ボランティアでもこんな考えの
お便りをいただくと、心が動きます。
ドロシーには、今まで生きてきた分の
7~8年分を取り戻すくらいの
有り余るくらいのたくさんの愛情が
必要なんです。
そんな思いを、Mさんに密かに託して
ご縁を決定させていただきました。
アイコンタクトもできない。
人形のようだったドロシーが
たった2週間にも先住はるくんからの影響を
受けています。
ドロシーの堅い卵の殻は割れ始めました。
卵から孵化した子はきっと
人間とは成長違うから
みるみるうちに
大人と同じ行動ができるようになるでしょう。
これから始まるドロシーの犬生は
ずっと見ていたい奇跡のシンデレラストーリー。
半年後、1年後のストーリーは何色に染まって
いるでしょうか。
ドロシーは「うららちゃん」という柔らかな春の日のような
素敵なお名前をいただき、
そして今、里親様から正式譲渡のお申し出をいただきました。
この始まりを、記憶にとどめて
いつか卒業犬達が会するその日に
普通のことができるようになったうららちゃんに会ったら
皆で声をかけてあげましょう。
※トライアル中の里親さんのご報告は
やよいさん
のブログにて
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