「何が似合うかは自分で決めたい」
パーソナルカラーリスト 大森アイカです。
このところパーソナルカラーリスト養成講座が続きます。
二年前にも講座を受けてくれた彼女、ネイリスト・なのんさん(左)。
今はスキルアップのための次の講座を受講中です。
ネイリストさんでセンスは抜群。
色の使い方。質感、組み合わせ。曲線が多いフェミニンなデザインでもロジカルに考えて作っているんだろうな。ということがわかる造形美です。
大阪に住んでいた時にネイリストさんの知り合いつながりで色んなネイリストさんを見てきましたが、ネイルデザインのセンスがずば抜けている人って服のセンスもいいんですよね。
ユニクロがユニクロに見えない。
こだわりの作家さんのアクセサリーや服を身につけている。
そうなると、似合う色のパーソナルカラーも無視していてもオシャレに見えるんです。
それはなんで?という話を なのんさんと話しました。
「似合うものを知ったうえで、最悪に似合わないものを似合わないように着てないだけじゃない?」
「色とか骨格とかじゃなくて、ちょっとした丈の違いや小物使いで似合いにくいものが似合って見えるの知ってるからじゃない?」
まぁ、本人に聞いたわけじゃないから本当のところはどうかは分からないのですが。
ところで、私もなのんさんも同じブルーベースでくすみのない色が似合うウィンター(ブルベ冬)。
私達は、ウィンターが似合うと言われる色をそのまんま全身で着ることはありません。
それはなんでかというと
似合うで全身固めると味気ない気がするから。
英語圏で、中学1年生の時に習ったままの
「ハウアーユー」と挨拶するように基礎の基礎すぎるとその人の個性が全く感じられず違和感があるように、
教科書のお手本みたいなコーディネートは自分の「好き」も「今日の気分」も「着たい」も無視しているように思えるから。
私達は「好き」「今の気分」「着たい」を優先しているので、
その結果、「似合うポイント」から外れることがあります。
似合うから外れたら「似合わない」からダメではなくて、「似合わせていけばいい」だけ。
工夫すことに慣れているんです。
こうやって自分で自分の正解を作っていけたら、きっと服だけでなくて「こうしなければ私の人生は良くなっていかない」という気持ちも緩むんじゃないかな。
思い通りにばかりいかない。理想が目の前に突然現れることはない。
すべての似合う要素を持った服は、白馬に乗った王子様と同じで遭遇する確率は0に近い。
だけど工夫して楽しく付き合うことは誰だってできる。
似合わないなら似合わせればいいんです。
私は「何が似合うかは自分で決めたい」。
自分で着たいものを決められる人、パーソナルカラーリストを育てています。
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