こんにちは!
思春期教育研究所アジュガ
代表の飯塚ひろみです
今回は「思春期の子どもの本音を聞くには?」のお話です
さて、みなさんは普段、お子さんとどんな話をしますか?
なんでも話せるよ~
というご家庭もあれば、
・思春期に入ってから全く話さなくなった…
・何を考えているか分からない
又は、話しかけても
「うるさいな~」
「分かってるよ」
「今やろうと思ったんだよ」
「そのいい方が気に入らないんだよ」
と、返って来るのは口ごたえばかり…
進路や勉強について話し合いしたいのに、何を考えているのか分からない…本当はどう思っているんだろう
そんな風に思ったことはありませんか?
では、その解決方法を一言でいってしまいますね
どうでもいい話をひたすら聞く
はい、これだけで解決してしまいます!ええ、もちろん冗談ではありませんよ(笑)
思春期に入る前のお子さんを思い出していただきたいのですが、幼いころ、何かを見つけた、できた、楽しかった、嬉しかった…など、色々と話してくれましたよね
木の実を見つけたり、魚や動物に触れあった時には目をキラキラさせて、ねえねえお母さん!聞いて聞いて!!と、たくさん教えてくれたはずです。
好きなキャラクターや特撮ヒーローなどに夢中になっていたあの時、子どもの心は好奇心で一杯でした
そして時が経ち、思春期に入るとどうなるでしょうか?
とたんに親と話さなくなる…と思われがちですが、これ実は
話したくなくなるようになっている
だけなんですね
というのも、年齢を重ねていくうちに、テストだったり成績だったり順位だったり、と、受験にむけての「勉強」というものが嫌でも付いて回るようになってきます。
そして知らず知らずのうちに、親のほうも
子どもの好奇心よりも勉強の良し悪しに重きを置く
ような会話や雰囲気になってしまっているんです。
お子さんは本当は、お友達との何気ない会話や、今興味を持っているアイドルの話やテレビ、アニメ、漫画、お笑い芸人、タレントの話をしたいのに、親のほうが
「そんなことよりもあなた、進路は決まったの?」
「また成績が下がったわね」
「次は順位を上げなきゃ」
「苦手科目を何とかしなきゃね」
「勉強時間がたらないんじゃないの?」
と、勉強のことしか返してこないので、
またその話かよ・・・
と、口をつぐんでしまうのです
もちろん、進路や勉強のことは大切なことではありますが、思春期の子どもの言葉を代弁してしまいますと、
「勉強が大事なのは嫌だっていうほどわかっているよ、でも自分の好きなものの話も聞いてよ」
が本音です。
割合でいいますと、親が9割方大事だと思っている進路や勉強のことは、子どもからしたら1割くらいの感覚でしか大事だと思っていません。
なので、普段からお子さんが興味を持っていることをたくさん聞いてあげると良いでしょう
なぜ好きになったのか、どんなところに惹かれたのか、その魅力を聞いてあげると喜んで話してくれるはずです
なぜ、勉強以外の話を聞くことが大切なのかと言うと、何気ない話をいつも嫌がらずに聞いてくれている相手だからこそ
本音の話
ができるのです
私たち保護者も本音を話せる相手とは、それこそ他愛もない話から悩み事まで、何でも話せる相手ではないでしょうか?
なので、お子さんと大切な話をしたいのであれば尚のこと、お母さんはお子さんの興味関心を受け止めてあげてくださいね
そうしてお子さんとの絆を深め、来たるべき受験に向けて二人三脚できるよう準備してみてください
さて次回は「回り道が勉強」のお話です。
お楽しみに!
飯塚ひろみ
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飯塚ひろみのプロフィール
子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、
行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。
音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。
不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。
結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。
杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。
2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。
カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、オリジナルのツールを使用し、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言しています。反抗期・学習・サブカルチャー・スマホ・対人関係・発達障害・・など、思春期における様々な悩みの種を持つお母さん専門の相談室。
「思春期を持ってましたと迎えるには?」「0点100点理論から見るありのままのわが子の受け入れ方」「発達障害を持つの子どものマイルール作り」講演会・セミナー・ワークショップも開催。
2016年5月 16人の法則 MBTIセミナー受講
合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」
現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。
思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。
資格一覧
中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許
一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士