テープ起こしをした原稿が、

私のところにまわってきました。

元の演者は、目を通されていますが、

状況は、テープ起こしから、

あまり手が加えられていません。


そのテープ起こしの原稿を、

主語を明確にしたり、

段落を区切ったり、

重複表現を調整すると、

なんと、まったく別物に・・・


もちろん、話の主旨は、そのままですよ。


演者さんは、わかりやすい文章になれば、

それでご満足です。


テープ起こしをした方は、

元の原稿が、こんなに生き生きとした、

ふくらみのある原稿になったと、

目を丸くしていました。


まるで、文章が生き返ったようです。

これが、文章のプロの技というところでしょうか。

そして、仕事の醍醐味でもあります。


これを目の当たりにすると、

やはり、適正なリライトが、

いかに意義のある仕事か、

わかっていただけます。


そして、テープ起こしも、

どこまでやるか、

事前の打ち合わせも必要ですし、

作業者の習熟度も重要に

なってくることが、よくわかります。