大量に吐血した母は、救急車で搬送され、

進行した胃ガンが発見されました。


数日して、胃を全摘。

その後、3年半の闘病生活を経て、

他界したのが、16年前の、3月14日でした。


あの日、長男の幼稚園の卒園式に、

家族で出席して、

家に戻ると、

「至急、帰れ」との電話があり、

すぐに高速道路を飛ばしました。


2時間後、実家の近くまできましたが、

「先に、病院に行こう!」と妻と話して、

家には寄らずに、病院に向かいました。


病院に着いてみると、

「もう、お帰りになりました」とのこと。


間に合いませんでした・・・


胃を摘出して3年半、

母は、よく頑張ってくれました。


その日、幼稚園を卒業した長男は、

来週、大学の卒業式です。

早いもので、もう16年です。


母が、胃を摘出した当時、

私の勤務は、朝7時から、夜10時まで。

それも、一人で、立ちっぱなしの状態で

社員研修を連日行っていました。


次男が産まれたばかりのころ、

母が、

「あなた、子どもが3人もいて、

 もう、そんな無理な仕事、

 やめて。
 
 もっと、自分の体を労って」と諭されました。


そして、転職。

でも、結果として、

いままた、同じような勤務状態にあります。


ああ、お袋、遺言に背いて、ゴメンネ!


天国のお袋を、泣かせてしまっているかもしれません。。。