新聞のテレビ面を開いたら、
次の記事が、なんとなく気になりました。
文章レーダーが反応したといったところでしょうか。
「なんか、おかしい・・」って、
自然に目に入ってくるから不思議です。
この原稿、いかがですか?
こうやって印をつけると、
私が気になるところが、
伝わるかもしれません。
この文章、縦書きだから、
余計、「○○は」が、
連続してるのが
気になってしまいます。
同じ言い回しや語句、
言葉の繰り返しは、
文章をわかりにくくします。
この原稿、こんな風に手直ししてみると
いかがでしょう?
訂正原稿案A
哲也の助言で、波美は勝乃新と話し合い、勝乃新はドイツへ留学し、波美は美波町で雑誌作りを続けると決める。
「哲也の助言で」の後に、「、」をつけて、文節を明確にしました。
雑誌作りを続ける「ことを」決める。
↓
雑誌作りを続ける「と」決める。 「ことを」 → 「と」
雑誌作りを続ける「と」決める。 「ことを」 → 「と」
こうやって書き換えることで、「を」の繰り返しを避けました。
訂正原稿案B
哲也の助言で、勝乃新はドイツへ留学し、波美は美波町で雑誌作りを続けることを、二人は話し合って決めた。
この訂正は、文章としてはすっきりします。
ただ、「勝乃新」と「波美」の繰り返しを避けるために、
文章の最後に、「二人」と表現しました。
誤解を避けるのを優先する新聞原稿としては、
「二人」が誰を指すか、必ずしも明確ではないB案は、
適切ではないかもしれません。
いかがですか、こうやって、少し書き直してみると、
読みやすさや、印象って、ずいぶん違ってくると思うのですが?
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