一週間前ですが、日頃お世話になっている東京都大田区の工務店「創建舎」さんの内覧会「そうけんしゃの家」を見学してきました。
私が担当した家では過去に２件つくって頂きましたが、大工さんの仕事の丁寧さは東京一ではないでしょうか。 最近お願いできるエリアでの建築がないのですが、是非近々一緒に家づくりをしたい。 僕が木造の家をつくるなら創建舎の大工さんに家をつくってもらいたいです。
内見する時は見どころが書かれた平面図を持ち、荷物を預けて見学しました。パネルはレイアウト色使い等とっても見やすくて綺麗ですね。
そこかしこに担当者が女性と分かるデザインが感じられて楽しい。 出会った建て主さんには、今この瞬間に出来る最大限の成果品をプレゼントできる様に全力でつくる気持ちがあると、グーンと出来上がりが変わります。
今回は施工者である工務店の設計施工の家でしたが、私達の様な設計事務所が実際に家を建ててもらうには、工務店さんが無くては成立しません。 設計者と施工者の関係が良いと家の出来映えが各段に違います。 リスペクトし合えると更に奇跡がおこります。
時折耳にする仲が悪い場合は、自己中で周囲に雑な対応や仕事をする人か、どちらかに余程子供っぽい人（結構いますが…）がいる時ですね。 立場が違うのですからお互いを認め合い受け止め合う努力が必要です。 利他の精神と言いましょうか、、社会人としてマナー・モラルですね。
設計者は施工者に、施工者は設計者に。 互いに認め合い、意見を出し合い、真摯に向き合い「最善を尽くし合える関係」がものづくりには大事だと私は常々考え自らを律してきました。 これからも作り手である施工者や職人さんに認めてもらえる様な設計者になる様に精進しよう、と改めて気を引き締め直す一時になりました。
