ついに両親および妹との戦いの火蓋が切って落とされました。


案の定、家族猛反対。
まさか妹まで両親に加勢するとは思っていなかったけど。


私の家族はかなり海外と関わりが深い。


は仕事で仕事でしょっちゅう海外に行っている。今年で60歳なんだけど、退職後はヨーロッパの会社に勤める予定。


は数年アメリカで小学生時代を過ごしていて、仕事も英語に大きく関わっていて、毎日のように外国人と接している。


はイギリス生まれ。幼少期にイギリスで過ごした影響でウィンクが恐ろしく上手である。妹は理系なのに英文科の私の方がなんとか英語が得意。ひー・・




こんな家族にユリアンを反対されたのはよく聞く、相手が外国人だからではなく、私が日本に住まないからだった。



ほぼ全て母を通して話しているんだけど、


裏切られた気分だ

日本に住む約束だった

あと少しで30歳になるんだから留学中に彼氏をつくるようなバカな真似をしないと思っていた

家族全員で呆れている、あなたが8人兄弟なら諦めていた

また問題を起こしおったというのが感想

ドイツなんて南米よりマシってだけだ(距離的な意味で)

好きなんだから留学中は付き合いを続けて、日本に帰国後のことは考えなくていい


というようなことを言われている。




最初に話したときはあまりのショックに初めこそ反対されたもののそんなに反対されず、


南米よりマシだって考えればいいのかしらね…

好きって気持ちは止められないからね…

欧米って離婚率高いけど、日本も離婚率、上がっているからね…

国際結婚って離婚率高いけど、1度は結婚を経験しなきゃね…



など迷言を含めた発言をしつつ、半ば認めていてくれたんだけど。。





母が父にユリアンのことを話したところ、かなり不機嫌そうに一言「やめとけ」と言ったらしい。



母曰く、

ドイツに行くなんて何のために今まで様々な教育を受けさせたのかわからない。イギリスならいざ知らず。


らしい。

確かに英語の英才教育を受けさせてくれたし、夢である翻訳家になるための最低レベルの英語力は両親のお陰で培うことができた。


それに今まで散々両親に迷惑をかけたから両親の意向にできるだ添いたいとも思うんだけど。

だからそう言われると何も言えなくなる。



ユリアンの住む街はデュッセルドルフの近くで、日本の仕事もたくさんあるし、翻訳の仕事も見つけられそうだと言ったけど、そういう問題じゃないと一蹴された。


妹にまで

お姉ちゃんは今までメチャクチャしてきて、お母さんたちに心配かけたんだから親孝行しなくちゃダメだよ

と言われてしまった。ほげげげげ。。




とにかく家族は私に日本に住んで欲しいらしい。

反対なのは私の体が丈夫じゃないのも理由のひとつだ。
そんなにバリバリ働ける体力がないから、両親としては私が家でのんびりできる仕事をさせてくれる人と結婚して欲しいのだ。



⚫︎ドイツは日本より物価が高いから旦那さんだけの収入で暮らすのは難しい。

⚫︎ドイツ語ができなければ、働けない。

⚫︎ある程度、裕福な生活を送ってきたゆりが貧しい生活に耐えられるとは思えない。

⚫︎一生バリバリ働き続けられるのか。

⚫︎日本がどれだけ生活しやすい国なのか分かっているのか。



などと言われている。




⚪︎ユリアンがそれなりに稼いでいて、私が馬車馬の如く稼ぐ必要がないこと。

⚪︎ドイツ語を今から勉強し始めていること。

⚪︎デュッセルドルフなら仕事が見つかりそうなこと。

⚪︎ドイツにおいて離婚は男性にとってかなり不利なこと。



色々説明したけど、結局反対な理由は日本に住まないことだから意味がない。







とここで少し風向きが変わる出来事があった。

父の機嫌がいいときに母がユリアンの写真を見せたら、父が


凄く真面目そうだし、いい顔をしている。日本人ウケしそうだから日本で仕事したら成功しそうだ

と言ったらしい。



それをユリアンに報告したら、ヒューゴ・ボスのモデルにスカウトされたことがあるんだーとかなり眉唾ものなことを言っていた。


内心、からかわれたんじゃないかと思った。
答えに困って、苦し紛れに

私はユリアンのこと好きだから、どうしてもカッコ良く見えて仕方ないから、世間一般的にはどれくらいカッコイイのか客観的に見ることができないや。

と言うと嬉しそうにしていた。サトラレじゃなくて良かった。でもよくよく考えると全然フォローできていない。

でも最初はトム・クルーズ様とそっくりの横顔!!!!!って思ったんだからあながち嘘じゃないよね。うん。





その後の両親の方針は変わった。

なんとユリアンが日本に住めばいい。説得しろ。

と言いだした。
そしたら、万事解決といわんばかりに。




いやいやユリアン、ドイツに会社持っていますから!!!

女のためにせっかくうまくいっている会社を放り出して、日本に来るような男、こっちから願い下げだわよー。
※あくまで私の好みの問題です。



一応、ユリアンに報告すると

今は会社が軌道に乗っているからドイツを離れるわけにいかないけど、将来的に日本で働く可能性はある。リップサービスじゃなくて、本当にそう思っているよ。

と言った。




リップサービス云々を除いて、そのまま母に報告すると


どうなることやら。

とひとこと。

私のセリフでもある。



数年前は父の仕事の関係で若くて優秀なフランス人かスペイン人(もちろん自国在住)を紹介してもらおうなんて、言っていたのにっ。


言っていることが全く逆じゃん!!!!!
でもこの闘い、絶対勝つ自信ある。最後は愛が勝つ~♪


でも遠く離れて親孝行って大変そう。みんなどうやって兼ね合いつけているんだろう。。




ちなみにユリアンのお母さんは

ゆり、かわいいからちゃんと大事にして付き合い続けるのよー♪


ユリアンが近いうちに結婚したいと軽く伝えると「あら、いいわねー」というノリだったらしい。


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