Allies解散。CAMEL

CAMELです。

前々から言っていたとおり、
昨日のMASEGAKI KNIGHTでのライブをもってAlliesは解散しました。

来てくれた人も来れなかったみんなも、

今まで応援してくれて本当にありがとう。





2009年の夏に結成して５年、


2010年BIG MOUTHでインディーズデビューから４年。

 
2012年４月にメジャーデビューしたのがたった２年前。


最後のCDは去年の「Allies PARK」。


リリースされた音源 23曲。


Alliesで作った曲 100曲以上。




深夜のクラブから昼のライブハウス、
大きなアリーナから駅前の道ばた。
北海道から沖縄まで。


数百回のライブを重ねて
10000曲以上歌ってきた。


そのなかのどれかが君に届いて
今これを読んでくれているんだと思うと
途方もない行程を経てここに至ったことがわかる。


沢山の人たちの力を借りて今まで歌う事ができた。





そうまでして何を得たんだろう。





エイリアンに出会えた。


君に会えた。




ライブの度に手紙をくれた、
遠くから無理矢理にでも会いに来てくれた、
僕らの誕生日を毎年喜んでくれた、
寒い夜のストリートで看板掲げてフライヤーを配ってくれた、
ホッカイロもってきてくれたり、
どっか行ったらお土産買ってきてくれたり、
夏には海でのライブや、
スナージの地元にも来てくれた、
どんな忙しくても毎回駆けつけてくれた、
もっと目につくようにって宣伝ツール作ってくれたり、
友達に勧めてくれた、
大きな会場で一生懸命タオルを広げてくれた、
ブログやツイッターで見守ってくれた、

笑顔を与えるだけじゃなく一緒に笑い合った、
なにより僕たちの音楽を聴いてくれた君たち会えたんだよ。


本当にありがとう。
一生忘れないよ。


君が居たから今日までやってこれた。
君が居たのに今日辞めてしまう。


期待に応えられず不甲斐ない。


考えが違う人が集まって何かを成し遂げようというのは
僕にとってとても難しい事でした。
必死にもがいたけど、
僕のその"もがき"が
メンバーを苦しめた事も沢山あった。
"あったと思う"じゃない。
確実にあった。


去年の9月の段階でもうこれ以上どうする事も出来ない所まで来てしまっていたと思う。


この一年で変わっていくAlliesが辛くて離れていってしまった人も居る。


僕も辛かったし、スナージも辛かった。
憐れんでほしいんじゃない。
綺麗事にしたくない。


これからひとりで音楽を鳴らし続ける上で
音楽で笑えなくなったこの一年を忘れちゃいけないと思うから
この痛みを隠して前に進めないと思うから
ここに深く刻みます。


こんな形で終わってしまうAlliesだけど、
僕はAlliesの音楽が大好きでした。


素直で優しくて不器用な、
元気で繊細で臆病な、
作ってるときには思ってもみないパワーが生まれる
この3人の科学反応はものすごかったと今でも信じています。

僕たちが残したすべての音楽は、すべての言葉は
変わらず君の為に再生され、
そこに在り続けます。

Alliesの曲にはそれだけのチカラがあります。
いつでも頼ってください。





僕はこれからひとりで歌っていきます。
みんなに負わせてしまったこの痛みを背負って、
音楽の魅力の深淵を見にいきます。


一緒に見たい人は一緒にいこう。


高らかに靴音を鳴らして、
胸を張って笑えるように。


僕は進みます。



今まで本当にありがとう。

そしてこれからもよろしく。


ZASS&ONCIOUS


2014.10.27
CAMEL