アロハ。
デス・レクシックに始まり、アスペルガー、911テロを含む何層にもなったPTSDの診断を2人のアメリカ軍隊関連のドクターかいただき、入院してから一ヶ月は経ちましたね。
まるで数年前のように、自分を見ているもう一人の自分に、時々出会えるようになりました。
ブログでここだけの話と書くのも、変ですが。。。
今まで自分は、どこか、いつも雲の中のいるような、はっきりしない自分がいて、
その自分が、幸せを感じたいのに感じさせない、何かに怯えていました。
そして、その雲の中で息をじっと潜めて51年も生きて来たような気がします。
その雲がPTSDだったのですね。。。
知らなかった自分を思い知り、こんな過去の記憶に中にいることすら、気づかなかった自分に、
悲しかったり、情けなかったり、寂しくなったり、これから先を思い怖くなって動けなくなったりします。
ところで最近、カイルアは雨ばかりでホッとします。
ドクターも同じ意見でした。
外からたくさん毛色の違う人が、カイルアの街を我が物顔で歩くと、私達の心は痛み、体はチクチクします。
みんなここで住む人たちは、今こんな痛みを何かしら抱えているのに、ただじっと黙って、迫り来る家賃の支払いと、ツーリストを乗せたバスを見ては「この人たち、一体何考えて、他人の生活をお金払って邪魔しにくるのだろう。」と声にならない、声を体の中に溜め込んでいるというため息を、朝からカイルアのダグ先生としてきました。
身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法
4,104円
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先週から、この本の英語版をオーディオブックで読んでます?聴いてます。
癒されてますが、あまりにも事実がたくさんで正直、戸惑ったり混乱している日々がまだ続いてます。
これって、トラウマがトラウマであったことに気づいたひとしか、感じない不思議な感覚なのかもしれませんね。
一人で大切にそーっと、そーっと自分がずーっとトラウマという過去の幻想のフィルターで世の中を見、生活して来たということを、受け入れ
少しずつそのフィルターを外しても大丈夫な物の見方を探そうとしていますが、
一体、どれが本当でどれが、幻想なのか、妄想なのか、
今更別れと言われても、困ってしまいます。
ドクターは、私のこの超繊細な音楽的感覚を磨きながら、
他人のエネルギーによって脳震盪をいちいち起こさないように、
強くなる土台を一緒に発見しようとしてくれているのが、わかります。
でも、これは私しか通るか諦めるか決められないのです。
それでも、毎日、日々は続き、カイルアの街はメイシーズが新しいビルとなり、カイルア・ミュージック、スクールの裏の駐車場のアスファルトにはワイキキになりますよ!ここも!というサインのように、バス!と書いた白線がしかれ、みんな、ぎょーっと!lなりながら、何もないふりして、今日も生きていかねばなりません。
本当に、この街で健康な生活が保てるのかな。。。
バスと世界中からの不思議ないでたちの観光客に、
家の前で写真を撮影され、
羨ましがられて、札束で見知らぬ、香りや毛色の違う人たちに殴られるような、思いを抱える日々もしばしば。
その中にはたくさんの、日本の祖国の顔もあります。
彼らが歩いたあとは、草もおちおち、そこにいられないようなエネルギーが変化し、海の水はシャンプーの匂いが漂い、お水に黄色い小さな泡が出て来ます。
私たちや友達の生活を、まるで雑草のように踏み倒しながら、侵入して来ます。
昔、私が育った昭和の時代。
こんな風にして、私の育った関西の泉州の村々もこうして、どんんどん変化し今や関空ができ、田んぼも少しになってしまいました。
どぶ川だったけど、川にはメダカやおたまじゃくしがいて、春にはレンゲやツクシが咲き、家がみえなくなるほど遠くまでお花を積んで一日を過ごしました。
たーくさん、お金を稼いだ父は、時々、じーっと黙って庭の石垣の岩にただひたすら水をやっていました。
そして、墨汁でなく、硯で墨をじーっと長い間すっては、お習字をしていました。
こんな父が、海軍予科練生としての人生を終戦後、どれだけの悲しみと苦しみを抱えてながら、懸命に生き抜いたかを考えたら、涙が止まらないんです。
今日も不思議なセッションでした。
「遅れないでおいでね。」とテキストをくれた先生。
カイルアの私の大好きな公園の横で、ヤシの木の下のベンチが待合室の御伽の国の精神科医。
そして、私の音楽の才能を自らもハワイアン・スラック・ギターのグラミー賞受賞した体験から冷静に絶賛して、応援してくれているドクター達。
ありがたいのです。
でも、やっぱり涙がドロドロ、ポロポロ止まらないのです。
なぜって。PTSDのダグ先生のおすすめの
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読んで、いっぱい自分の中にいる、トラウマ子ちゃんを発見してます。
大変な作業です。
埋もれている自分を自分で発見救助し、介護しなければいけませんから。
でも。このまま、これが自分だと思って一緒を終われせたくないから、もう必死です。
今日は、ドクターに父がヒロポンを戦争中から使用していた事実を伝えました。
そして、ヒロポンを英語でその場で調べてくれ!と言われて見せたら、これがなんと、
”アイス”とかとも言われる、いわゆるアメリカで一番インパクトあるドラッグであることを知って、今も心臓ばこばこしてます。
こんな物を使用して、兵士となり、
そしてその後治療もなく、
国を復興させ雇用を作り、従業員達の住居、教養、など親のようにやった社長として、事業化としての父は、
たとえ私たち家族には、毎晩怒鳴って、怖い思いをたくさん、たくさんさせたとしても、
やっぱり!すごい!と誇りに思えます。
でも、自分にはその誇りがなかなか持てません。
自信。。。自分を信じると書きますが、今までこれだけのことが起きてますから。
なかなかそう簡単には、自分を信じるなんて。
でも、ドクターが面白いことを教えてくれました。
自分をじーっと遠くで一段高いところから見る練習。
これで、一週間やってみよう。
怖いけど。
夫はまた、ビールを飲みだしました。
そして、朝から、ビールのカンに私が触れただけで、ものすごいリアクションです。
当然のことながら、私のPTSDのボタンはなりっぱなしで、パニックになっているのに、
夫は私にこれでもかといわんばかりに、大声と大きな体で迫って来ます。
もう、叫んでパニクって、脳みそよれよれになるまで、また、やられるにはドッジボールに目の前からあたりに行くようなもの。
わかってるのに、どうしてか、この意地悪な夫のアルコール依存という影に包まれ、もがく私は出られるのでしょうか。
ちょとT、ドクターにこのこと、一人で抱えきれないからメールしてみようっと。
ではまた。
頭の整理まで。
マハロ。
お典。