命を繋ぐ難しさ~保護犬その後~ | バセンジー虎太郎の下町ガツガツ探訪

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気ままなバセンジー虎太郎(コタロウ)とお気楽母ちゃんが巡る東京下町。
ウマい話とウマイ物を探して放浪します。いつまで続くかは母ちゃん次第です(//∇//)

今回起きた事は書かなければ

なりません。

警察署で保護主さんと

あの子を知るAママにも立ち合って

もらいあの子を待ちます。

所定の手続きを済ませ

出てきた子を確認しました。

やはり相談を受けた子(以下Rくん)に

間違いありませんでした。

その姿は少し痩せてしまい

毛艶も悪かったのに更に

パサパサで抜け毛も酷い

状態でした。

膝の辺りには自分で

むしってしまったような

跡がありました。

保護主さんは、いつも遊んでいた

ランに連れていきその後

トリミンク(シャンプー)へという

段取りを組んでいました。

ランに行く事について

私は思い出さないかな?大丈夫かな?

と話しましたが上手く説得できず

結局ランに行く事になりました。

車を降りた途端パニックに陥り

尻尾、脚に自傷行為をはじめて

しまいました。

声も届かずただRくんと呼びつづける

だけの私。

保護主さんはRくんを落ち着かせようと

抱きしめてくれました。

少し落ち着いた様子を見せたかと

思うとまたパニックになる。

息は上がりこの状態はおさまらず

直ぐ様、近くの動物病院に

連絡をとり診察していただきました。

パニック状態が続いている

傷も深そうだと診断され

このままでは処置できないので、

麻酔を使い処置していただくこと

になりました。

幸い、Rくんが通っていた動物病院で

あることも判明しました。

これも導かれたのだと感じました。

ここで、ある程度の情報を得ることが

できました。

脚と尻尾の傷は今日できたものは

勿論ありましたが、それ以前の傷も多数

あり、警察署に預けられていた期間

ずっとパニックだったのだと。

尻尾の傷はかなり深く神経まで

見えている状態で20針、脚も数ヶ所縫合

という状況で、

今後感染症を起こしてしまえば尻尾は

切断されてしまう事も有ると説明を受け

ました。

手術後は立ち合う事ができなかったので

Aママに画像を撮って送ってもらいました。

躊躇しましたが画像を載せます。




ランに到着し自傷行為を抑止
しようとリードを吊り上げ落ち着くのを
待ちましたが
柴犬の特徴であるふさふさの巻き尾が
隠れてしまっています。

手術後はAママの画像を拝借







保護主さんの車に乗せ、まだ麻酔から
しっかり覚めていないまま静かに
横たわっています。

この数時間の眠りから覚めたら

今までの辛く哀しい思いを全て忘れ去り

新たな犬生を受け入れてやんちゃな

Rくんの復活を待ちたいと思います。

Rくんのその後は関係機関の事情で

お話できませんがきっとどこかの

同じ空の下で走り回る日が来ると

思います。


この数日で保護活動をされている

皆様の覚悟を思い知らされ、

安易な気持ちでは到底役に立たない

自分がいることを恥じると同時に

このような事が繰り返されない為に

自分の出来ることを見つけていきたいと

思います。

そして、最重要課題として

動物は命あるものです。

遺棄することは犯罪です。

近い将来、元飼い主の元に

法的処罰を科す事も視野に入れ

慎重に行動していくつもりです。

最後になりましたが、

一連の騒動に巻き込みました

ドックランの仲間に感謝の気持ちで

いっぱいです。

そして、Rくんを知る仲間から

寄付を頂きました。

昨日、確かに保護主様にお渡しする

事ができ、この繋がりに驚かれたと

同時に感謝していただきました。

手術代は保護主様が全て負担して

下さいました事をご報告します。

この数日でキャパが狭すぎる

私には抱えきれない問題を

共有してくれた皆様にこの場で

申し訳ないのですが

感謝します。

たま