前回に引き続き、感銘を受けたサエコさんの名言をご紹介します
今度は、主人公のお店(チョコレートのお店)で働く、
薫子さん(演者:水川あさみさん)という、スタッフとの会話からです
薫子さんはしっかり者を絵に書いたような女性で、
本当は主人公(松潤)のことが好きなのに、
それを悟られないように、いつも強がっています。
そんな薫子さんですが、ある年下の男の子とメールをしていて、
(脈があるかないか、とても微妙な感じの男の子)
そのことで、恋敵ではありつつも、恋愛経験豊富なサエコさんに、
相談をします。
その年下の男の子からのそっけないメールの返信をどう思うか?
という相談に対し、サエコさんは、
「薫子さんは、この人に好きになってもらいたいですか?」
と聞きます。
薫子さんは、
「好きになってもらうために何かしなくちゃいけないんだったら、
好きになってもらわなくて結構です」
と返します。
それに対してサエコさんは、
「ワーオ! 上から目線!!
薫子さん、カッコイイ」
と言って、薫子さんを、軽くイラっとさせた後、
「でも、確かに何にもしないで、
向こうから好きになってくれたら、
それが一番ですよね
でも普通、そんなことないんです。
だってお菓子だって味がおいしいだけで十分なのに、
それでも売るためには
形や色を可愛くしたりして、
愛される努力が必要なんだな、
って思うし。
意識的にでも
無意識的にでも
人の気を引く努力をしている人が、
好かれてるんだと思うんですよね」
それを聞いて薫子さんは、
確かに、お菓子を一生懸命飾ったり、
お客様におすすめアピールをする…。
それはそうしなきゃ売れないし、
人気も出ないから…。
それと一緒なの?
私が全然売れないのは、
当たり前の「好かれたい」っていう努力を、
していないせいなの?
それで興味を持ってくれないお客さんに、
「わかってない」
って怒って、いらついてる方が間違ってるの??
と考えを改め始めるのです。
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誰かに好かれるには、
好かれるための努力が必要なんですよね
薫子さんはすごく自分に厳しい人なのです。
そして、受け取りベタです
「私なんて」
ってよく言います。
サエコさんは、自分を否定しません。
もちろん、他人を否定することもありません。
自分を可愛く見せる努力をしてるし、
プレゼントをしたり、親身に相談に乗ったりして、
人に好かれる努力をしています。
何かあげると言われれば、
「ウレシーありがとー」
何か褒められれば、
「ウレシーありがとー」
と、とても素直に感情を表現します。
何が自分の武器になるのか、
しっかりとわかって、それを伸ばしているんですよね
薫子さんに限らず、
自分をすっごく大きいものさしで、
計っている人はたくさんいると思います。
ノートに書いた線の長さを計るのに、
10mのメジャーを使っているようなものです
だから、自分は全然足りない、
全然できてない、という気持ちになるのです。
恋愛ベタの薫子さんが、
恋愛マスターのサエコさんと、
自分を比べること自体が、
もう間違っているのです!
薫子さんはサエコさんが持っていない、
とってもステキなものを、
いーーーっぱい持っているのに、
持っていない部分にばかりクローズアップして、
サエコさんのものさしで自分を計ってしまっているのです
まずは20cmのものさしで、
自分を計るところから始めましょう
最初からメートル単位で伸びようとしても、
うまくいきっこありません
1cmでも、1mmでも、
伸びることができた自分を
ほめてあげましょうね