日本円VS米ドルVSユーロ~世界一周・長期旅行での現金の持ち方~ | ~国連加盟国193ヶ国すべて渡航済み!~アマゾニアンのブログ

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海外旅行をしながら買い付け、目指せ200か国雑貨の「コパカバーナ」、20代で世界100か国以上を旅行して40歳で国連加盟すべての193ヶ国に渡航しました。主催するともに日本最大の海外旅行オフ会と日韓交流会についてのブログです。世界一周後も旅三昧生活!

 
 

海外へたくさん行っていても世界一周や長期旅行となると、今までの旅経験とは別物になることもしばしば。1か国や2か国の周遊であればガイドブックに書いてある通貨を用意して持っていけばよい。長期となると多くの国を周るし、国によっても様々なので話しが変わる。

さあ、どの通貨を持っていくか。
米ドルが良い!と書いてあるサイトなどはあるがそれだけでなんで?とは書かれていないのでへりくだってお伝えする。
結論から言うと圧倒的に米ドルが有利!!
残念ながら日本円はアジアに限っても国によってはレートがとても悪いか両替してくれないかである。
ひどいと米ドルと日本円のレートは1ドル約120円(2015年3月現在)だが両替ができても半分の1ドル240円くらいの計算で現地通貨に換算されることもある。要は米ドルで持って来ればほぼその国の物価通りに使えるが、常に2倍の値段を払う運命になるということだ。何回か単発で旅行者が日本円のみを持って来てて、日本円と米ドルを両替してあげたこともあった。
要は銀行や両替商からするとそこの国は日本円を欲していないので、日本円を売れる機会があるかもわからない。リスクを背負うため旅行者からすると分の悪いレートでの両替となる。
両替に関してはこちらも参考にしていただきたい。
お得な両替の仕方

日本円は米ドルなどに両替してから現地通貨に両替する2重両替が損で、日本円のレートが良い国のなんとなくの割合で持っていくと良い。割合は各旅行者の滞在日数やお金の使い方などにもかなり左右されるので省く。そのときのレートや情勢、そして私が訪れた当時の話しという国もあるので、今はどうかわからないがざっと現地で日本円から直接、両替したほうがお得な国は下記の通り。

中国、韓国、タイ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、インドネシア
※中東の産油国に関しては忘れてしまいました。

日本で現地通貨を両替したほうが良い通貨
米ドル、ユーロ

では、メインは米ドルとユーロのどちらが良いのか!!
米ドルのほうがお得なのだが理由は下記の通り
・世界一の基軸通貨
・通貨単位に対する価値が低い
・最少額紙幣の差
・米ドルも普通に使える、流通している国が多い
・米ドルで貿易をする国が多い

まず世界一の基軸通貨なのは説明要らないだろう。

★通貨単位に対する価値が低い★
1ドルと1ユーロの単位に対する価値を見てみよう。
日本円を絡ませると2015年3月の段階で1ドル=120円、1ユーロ=134円。
なので1ドルより1ユーロを買うほうがお金がかかるわけだ。
価値は1ドル<1ユーロだということがわかる。
それを頭に入れながら読んでほしい。

日本で外貨を両替をすると丁寧に日本円の小銭で1円単位でおつりがくる。
海外では基本的にそれはないと思っていい。
切り捨てだ。
そして、端数の小銭をもらえたとしてもその国に戻ってくるかもわからないし、思い出にはなるがたくさんの国を周っていると重さの負担になる。
現地通貨に両替するときは米ドルもユーロもそこまで差はないと思うが、現地通貨から米ドルやユーロに再両替するときに差が出る。
米ドルのほうが価値が低い分、割り切りやすくなる。
日本円だと話しがややこしくなり、アメリカに近いヨーロッパに近いと地域の差も多少あるのでここは仮想通貨で例にとる。
1000Gと言う紙幣がある国で余ったとする。
米ドルは1に対して120、ユーロは130とする。
再両替すると米ドルの場合、8ドル返ってきて33セントは切り捨てられる。
ユーロの場合は7ユーロ返ってきて69セントは切り捨てられる。
日本円に当てはめると33米ドルセントは39円の価値、69ユーロセントは89円の価値。
米ドルとユーロを持っている差だけでこういう端数の分だけ損得がわかれる。
割り算の分母と分子は習ったと思うが分子が少なければ少ないほど、端数が出にくいことからの判断だ。大げさな例だと1000Gに対して37で割るのと237で割るのとどちらが端数が出やすいか!
その国のレートや持っている金額によってはユーロのほうがきっちり割り切れたりすることもあるが、基本的には通貨価値が低い米ドルのほうが細かく割り切りやすいので全体的には米ドルで再両替したほうが切り捨てられる額が少なくなる。

★最少額紙幣の差★
米ドルには1ドル札があります。
ユーロには1ユーロ札はありません。
ユーロの紙幣は5ユーロから。
世界的に見るとほとんどの国で、海外の硬貨は両替できず紙幣のみ。
硬貨まで面倒見てたら足りなくなった時に飛行機で送るなんて考えたらばかになりません。
ただ、ユーロの場合は近隣諸国などユーロがかなり出回っている場所では1ユーロ硬貨も両替できたこともあった記憶。
でも、全体からすると最少の5ユーロ単位となってしまい、下手すると4.9ユーロ(656円相当)分を切り捨てられる可能性もあり。日本で両替すれば日本円で返ってきますが!
米ドルだと1ドル単位で両替可能なので再両替の時もお得だし、滞在があと数時間で移動だけで国境越え!のときなど無駄なく1ドル単位で現地通貨に両替できる。
1ドル札は細かく両替できて無駄がないので、私が世界一周へ出発した時はかさむが30枚くらい持っていた気がする。あとかなり役に立つのは20ドル以下の紙幣。今の旅行者は基本的にメインはカードでおろして、現金はサブになると思うがそうなると余計に20ドル以下の紙幣は役に立つ。なんだかんだ20ドル札が最も使い勝手良い気がした。

現金しか使えない国などでは高額紙幣なども必要だし、1ドル札や20ドル札より100ドル札のほうがレートの良い国もあるので自分が行く国がカード使えるのか使えないのかは予め確認しておいたほうが賢明。あと日本で両替すると比較的新しい米ドルをGETできるが、他の国でGETするときはあまり古いと受け取ってくれない可能性(印刷技術が古い=偽札の可能性がある)があるので古い米ドル札はその場で替えてもらったほうが賢明。2000年以降の発行のもの、できれば米ドルに薄い色がついた現在のデザインの物が良い。

★米ドルも流通、そのまま使える国もある★
今回来ているカリブの島々は特にそう。
それは米ドルとリンクした固定相場なのもあるが、街中や宿などでも米ドル支払いが可能。
他にもインフレで悩んでいるジンバブエやカンボジア、ミャンマーなどが自国の通貨は安心できないためか米ドルが流通。東チモールなどそもそも米ドルを現地通貨として採用している国もある。他の国々でも観光に携わっている旅行会社やリゾート地などが米ドルで受け取ってくれることも多いが、その場合のほとんどは現地通貨で細かく支払ったほうが得なことは多い。固定相場のカリブの島々は損することはなし。ちなみにラオスではタイバーツ、ブルネイではシンガポールドルがそのまま使えたりと近隣諸国の強い通貨をそのまま使える国もある。

★米ドルで貿易をする国が多い★
例えば日本とアフリカ、南米など遠い国になる場合は世界の基軸通貨の米ドルで換算することが多い。ユーロもあることはあるが、ユーロができる前は圧倒的に米ドルだったわけで、米ドルからユーロに貿易の通貨をわざわざ変える必要もない。ユーロ圏と貿易している会社くらいかと。米ドルで貿易をしている=米ドルを欲する人が多い=流通量が多い=銀行や両替商からすると少ないレートの手数料でも両替してあげれるよ!という構図だ。

まとめ
ユーロがお得なのは私の未踏の地、西アフリカだと言われている。
ただ、世界一周や長期旅行者でも西アフリカに行く方はごく稀なので気にしなくて良いかと。
あとはもちろんユーロ圏内に入ったらユーロを使うことになるので米ドルを介して両替していたら損だ。行く予定のある方はユーロも用意しておいたほうが良いが、基本的には圧倒的有利な米ドルを持っていくべし。そして多額の現金を持つのは危ない。私が世界一周、長期旅行の時はだいたい1000ドルくらいを目安に現金を持っていた。旅行をしながらだんだんと減っていくものだが、現地通貨から米ドルのレートが近い国、要は米ドルの流通量が多い国そしてそれなりの経済を持った国でカードから補充するしたい金額に値する現地通貨を引き落とし、それを米ドルの現金に替えることで補充ができる。例えばタイのバンコク、インドのムンバイ、トルコのイスタンブール、エジプトのカイロ、南アフリカのケープタウン、メキシコのメキシコシティ、ペルーのリマなど。カードが使えなかったり、止められたりと言うことも多々起きるので、現金もそれなりに用意しておこう。

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