さくら猫について (動物愛護 動物福祉に関するお話 第12回) | 今日のしっぽ村

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東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

皆様 こんばんは😊

さて シリーズ12回目を迎えた今日は、
『さくら猫』について
お話していきたいと、思います。



ん?

今日も猫さんのお話かァー
犬の話もして欲しいなぁ~👀❓






そうだね ちくわちゃん


犬さんのお話も 書いていくから
もう少し 待っててね☺️



そしてシリーズ11回目でコメントを下さったお二人の方 ありがとうございました🌈


レッツゴー3匹さん へ
3匹の猫さんそれぞれの個性を
よく観察されている様子が伝わりました。
その子の好奇心を満たしてあげることも
大切ですね😊
ユニークな手作りの遊びに、きっと猫さんも大満足されていることでしょう✨

satoko12120さん へ
町ぐるみでTNRがされていると伺い、嬉しく思います✨地域の猫さんが、人と人をつないでくれますね。引っ越しで置いていかれる猫さんの存在は、とてもせつないです😢
終生飼育が守られる社会であって欲しいですね。



猫も犬も 置いて行ったらいかんぞー‼️





みんな コメント ありがとうにゃん✨✨






🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸


それでは  今日はこちらの質問から
お話が始まりますよー






さくら猫を知っていますか?



ヒントはこちらの猫さんです





ちょっと 分かりにくいかなぁ~👀💦💦





こちらの猫さんの左耳をよーく

ご覧いただくと、

猫さんの右耳は 3角なのに対して

左耳は Vの字にカットされているのが
見えてくるでしょうか





これは、



不妊・去勢手術

(新たに仔猫さんが産まれることのないように動物病院で行う手術です。)

を受け、


一代限りの命となった猫さんであることの目印なのです。


(お耳のカットは、麻酔が効いている手術中に行うため、カットする痛みを猫さんは感じませんから、安心して下さいね☺️)





次に

Vの字にカットされた猫さんのお耳を
よくよく眺めてみましょう。


まるで 桜の花びらのように
見えてきませんか?☺️✨








わたしの耳もそうかしら✨✨✨






そうだね  みらいちゃん☺️




桜の花びらのような

お耳をもっているから




『さくら猫』

と呼ばれているのですね。


ステキなおなまえですね🌸



さてさて 

こうして外で暮らす飼い主のいない猫(いわゆる「のら猫」)の不妊・去勢手術を行うことで、厳しい環境で生きなければならない命が 新たに増えることは無くなったけれども、、、、






この 一代限りとなった猫さんの命は、いったい誰が 責任を持つのでしょうか?




そのヒントは、飼い主のいない猫のルーツにあるようです💡✨




みなさんは、
この 飼い主のいない猫のルーツをたどると、

「飼い主がいる猫」だったということを
知っていましたか?



❌飼っていた猫を捨てる

❌不妊去勢手術をせずに、外と家とを行き来 
     させる飼い方をしている


などにより 
外にいる猫が繁殖を繰り返した結果、このように「飼い主のいない猫」が増え続けたのです。



つまり

「飼い主のいない猫」は人間が作り出した命


だったのです。
(飼い方の意識が作り出したのです)


とても悲しいことです…😢






ですから その命の責任は....




もう わかりますね?



猫を捨てたり、完全室内飼育をしない人たちと同じ人間である わたしたちみんなに責任があるのかもしれません。




では ここからは具体的に✨



一人ひとりに何が出来るのか

について考えていきましょう




もちろん その子を保護して
新たな飼い主さんを探したり、
家族として受け入れることが
猫さんの『幸せに 生きる』の
サポートに 繋がるでしょう。

けれども、個々の家族構成や生活環境、
ライフスタイルを考えると、
これはすべての人が出来ることでは
ありませんね。




それでも

「かわいそうだから」

「何とかしてあげなくちゃ」と


自分が責任をもてる以上の猫さんを保護した結果、

『多頭飼育崩壊』

に陥ったという報告は多く見られます。
(多頭飼育崩壊に関しては、回を改めてお話しますね。)


こうなってしまっては、残念ながら
人と猫のHappyな生活は
なくなってしまいます😣💦💦






では 
こんなことは どうかな?



🍀耳カットをされていない猫さんの不妊・去勢手術をする。
(捕獲器の貸し出しや、捕獲や動物病院への搬送などのお手伝いをしてくれる動物愛護団体などに相談してみましょう。)



🍀外飼いをされている飼い主さんに、完全室内飼育のメリットをお伝えしてみる。
(外飼いのデメリットを知ってもらいたいところですが💦まずはここからお話して歩み寄ることも大切です。)


🍀自治会の回覧板に、環境省などが作成した適正飼育に関するパンフレットなどを挟んでもらう。
(環境省のホームページでは、動物に関するパンフレットが多数 閲覧できます😊)




🍀ふん尿被害や、餌の撒き散らしが問題であれば、専用トイレ場の設置や餌を置く場所を決めて、定期的に掃除をする。

(猫の頭数にもよりますが、個人で行うには限界があります。この場合は地域猫として、地域の方々から協力者を募り、餌あげやお掃除の当番などを決めながら、無理なく継続できる方法を話し合いましょう。
⚠️トイレの設置等をご自身の敷地外で行う場合は、土地所有者や自治会に相談してからにします。)


🍀猫さんをいじめている人を見たら、そういうことをしてはいけないと、毅然とした態度ではっきりと伝える。
(動物愛護管理法では、動物虐待をした者には罰則が定められています。その行為が『罪』であることを、しっかりと認識してもらうことも大切です。)




こんなふうに わたしたち一人ひとりが
始められることは きっとありますね🌈




どんなに些細なことでも良いと思います。



保護すること


お世話をすること


守ること




それだけではなく



伝えることも



あなたに出来る
猫さんの『幸せに 生きる』を叶えるための
あたたかな 支えになるのです。



さぁ

皆さまも 始めてみませんか😊







ね、にゃんぼくん




うん
外で暮らす子も お家で暮らす子も
みんな おなじ 猫なんだ。


そのことを
  忘れないでね。






『動物が命あるものであることに鑑み、何人も動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。』
動物愛護管理法 第2条 基本原則






清川しっぽ村