1人1人プロジェクト(動物愛護 動物福祉に関するお話 第16回) | 今日のしっぽ村

今日のしっぽ村

東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。




こんにちは😊

いつもしっぽ村を応援下さいまして 
ありがとうございます。

「動物愛護 動物福祉に関するお話」シリーズ16回目となる本日は



保護されなければならない
不幸な環境の下で生きる犬や猫を減らし

人も犬も猫も

共に幸せに生きるために


わたしたちに出来ることを
「ボランティア」の観点から
考えてみたいと思います。


今日も しっかり勉強するワン✨



ところで


動物たちのために
私たち一人ひとりに
出来るボランティアって
いったい なんだろう。。。





今日のお話の始まりは
こちらのボード↓↓↓

しっぽ村の譲渡会や展示会などでご覧頂いた方も
いらっしゃるかと思います😊




ボードに書いた文字は、


Adoption
「新しい家族になってください」




Foster parent
「一時預りをしてください」





TNR
「不妊・去勢手術をしてください」






Volunteers
「動物を保護する活動に、ボランティアとして参加してください」







Love your pet
「あなたと共にいる動物たちを愛してください」







Donation
「あなたの無理のない範囲で寄付をしてください」





Let somebody involved
「動物たちをとりまく問題を、あなたの身近な人に伝えてください」






私たちの社会では
様々な立場の方が暮らしています。

お仕事をされている方

子育てや介護の真っ最中の方

勉学に励んでいらっしゃる方


時間やお金を 
自由に使える方、

自由には使えない方。


こういった様々なご状況の中で


社会のために 何かしたいな


動物たちのために 何かしたいな


そう思っていらっしゃる方々がご自身に出来ることを
見つけるきっかけとなりますように✨


このボードには
そんな願いを込めました。








今日と続く第17回は
このうちの
foster parents

のお話です😊


「フォスター」とは、

保護された犬や猫を 自宅で一時的に預かるボランティアのことを言います。


そしてこの フォスターの大切な役割は、ただ 一時的に預かるのではなく


保護された犬や猫の心身のケアを行いながら共に過ごし、犬や猫が家庭犬、家庭猫として 新たな生活をスタート出来るよう
サポートすること。

この「フォスター」の存在は、殺処分ゼロ継続のためのキーとなり、日本の犬猫保護活動を大きく発展させるものだと 思います。



なぜそう思ったのか、というと


アメリカの国土は98340000㎢
(人口密度は約33/㎢)

日本の国土は377900㎢
(人口密度は約340/㎢)


このように両国を比較してみると

日本の国土はとても小さく、
人が密集していることが分かります。

試しに計算してみましょう💡










なんと‼️


アメリカの国土は
日本の約260倍?👀💦💦💦
(※アメリカの人口密度は日本の約0.09倍👀💦💦💦)

あらあら これでは


動物愛護先進国と言われるアメリカのような
広大な敷地を持ち、多くの動物たちを保護することの出来るシェルターをたくさん作るのはとても難しく

現実的ではありませんよね😣





でも  ちょっと待って🌟



シェルターがなくても
犬や猫の命を繋ぐことは、
出来るのではないかしら?



答えは 皆さんもご存知ですね😊



シェルターよりも もっともっと良い環境が この日本にはあるのです。


それが

皆さんの暮らす 家庭です。







犬猫保護活動の目的のひとつは、飼い主のいない犬や猫を保護し再び家庭で幸せに暮らせるように管理する

そして
家族として迎えてくれるご家庭にその命を繋ぐこと。

ですが 実は、
シェルターという群で管理される環境では保護された犬猫さん一頭一頭にかけられる時間もコストも 限られるのが現実です。

家庭犬、家庭猫としての生活を体験する場は、ほとんどなく、せっかく保護された犬猫さんたちは、家庭犬、家庭猫として生きるチャンスを
失いかねませんね。。。


保護犬猫を引き取り、
ご自身の家族として 生涯共に暮らすことはできなくとも

あなたには

保護犬猫さんが 生涯共に生きる家族と出会うために 
共に暮らす
というボランティアができます。



それが この「フォスター」なのです。


↓こちらは
横浜市の小学校にお招き頂き
保護活動について子どもたちにお話をさせて頂いたときの写真です。







この時 
特別講師としてお話を依頼したのは、しっぽ村スタッフ卒業生の方。

しっぽ村を卒業後、ご自身の資格を活かし社会人としてお仕事をされる傍ら

ご家庭では保護猫さんの里親探しにも励んでいらっしゃいます。



『ひとりひとりが保護活動家』と題してはじまったこの講演に向けられたのは、

子どもたちのキラキラとした瞳でした。



もしかしたら、


「シェルターで働く人」だけではなく、

自分のお父さんやお母さんと同じように一般社会の中でお仕事をしながらも
動物たちの命を守ることは出来るんだ

そんな新たな発見に
子どもたちは わくわくとした
気持ちでいたのかもしれませんね☺️



彼女のお話は、子どもたちに

『自分たちにも出来ることがある✨』という自信と

思いを行動にうつす勇気の芽🌱を

運んでくれたのだと 思います。



「わたしの家族は動物が苦手なので飼えないけれど、わたしが大人になったら、Sさんのように犬や猫を保護したいと思います。」


この講演の後で
小学生のお子さんらしい素直な気持ちを発表してくれた女の子の言葉を思い出しました。

動物たちへの優しい心を

いつまでも大切に

持ち続けてもらえますように🌈


そう願っています。



さて 次回のお話は✨

「フォスター」をすることで、わたしと犬猫さんには
どんな良いことがあるの?

「フォスター」に関心はあるけれど、わたしに務まるかしら。。。


そんな疑問や 不安に対する答えを探してみたいと 思います。


おまけ↓

問題 : 何頭の猫さんがいるでしょうか







答えは次回のお話で☺️



清川しっぽ村



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