傘の女。時に、あまやどり。

傘の女。時に、あまやどり。

彼女と、あなたの25分。
and you. Andy.

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まず、はじめに言いたいのは来場された皆様

関係者、出演してくれた各アーティスト


レ夢ねぇ、kekke、悦与さん
本当にありがとうございました。

みんながいなければ、このイベントは成立しなかった。

愛に満ち溢れ、1つの作品を一夜にして作り上げてしまった。

見に来てくれたあなたも出演者である。


私の書いた輪廻転生には、色んな意味を持たせている。

ありすぎて書ききれないほどに【輪廻転生】に込めた。


今作の輪廻転生とは、文学、音楽、芸術すべてのものが時代を超えて愛されていっているということ。

リメイクしたり、再録さたり、再演したりがあるでしょ。そういうこと。

昨晩、集まったアーティスト、役者は、語り継がれるべき、時代を超えて愛されるべき人ばかり。

だが、時に時代に取り残された名作をもあるはずだ。
その1つが、私たちの書いた曲【Mrs.EMMA NUELLE.】
邦題 エマニュエル夫人だ。

ここからは、作者の思想、意識、無意識によって書き上げられた後日談または、作者の意図である。

決して今作の正解ではない。

昨晩、体験し、出したあなたの答え、それが作品の正解であるので、好奇心程度に覗いていってほしい。


※ちなみに本当の意図はメンバーにすら伝えてない(笑)

全員の答えを集約して解き放ちたかった。



それでは、ページを捲りましょう。

  


原案である、2014年に書き上げた楽曲【Mrs. EMMA NUELLE.】

この曲のエマニュエルはこうだ。

【嵐の続く夜、電話がなった。彼の訃報を知らせる電話だった。エマニュエルは一人でいるには広すぎる部屋で、そっと受話器をおいた。いつか終わりが来ることがある。だが、彼との未来だけは確信していたはずだった。

傘を持ち彼を探す。彼が好きだと言っていた雨の日に。が、後日、エマニュエルは、ステンドグラスから身を投げ最後を迎えた。彼女は美しく微笑み目を閉じたのだった。彼が微笑んだ気がしたから。

彼女の悲鳴と雨。目の前に広がる割れたステンドグラス。

彼はただ、涙を流すしかなかった。そう、彼は生きていた。戦地から帰ってきていたのだ。】


しかし、今作のエマニュエルは古書を営んでいる。

文字であるエマニュエルは「私はここよ。誰か見つけて」と8年も強く願っていた。そして、昨晩、彼女は息をふき返した。

古書Hana masuの店主 エマニュエルとして自分の人生を歩みだしたはずだった。


が、作者のいない文字は、幻像でしかない。

文字が作者になることは決してないだろう。


そう、私達は常に作者である。

あなたの吐いた文字は、時に愛になり、誰かの勇気になり

誰かを傷つける武器にもなる。


覚えていておいてほしい。

私たちは常に作者である。 


さ、ラストの彼女は輪廻転生し続けるというオチだが。

まだこの世の中には、エマニュエルのように息を吹き返そうとしている文字たちがいる。ということ。

そのたびに、表現者、そして作者により転生されるであろう。

新たな作品として、ということになる。

(まあ、あくまで私の考えだけれどっっ!)


そして、7月10日を共にした人々の記憶の中でエマニュエルは生き続け、アーティストたち、役者は生き続け

【完璧な作品、文字へとなる。】

というのが、作者の意図である。


と、賢そうな感じで書きなぐってしまったが(笑)

私は【過去のエマニュエル】を救い出したかった部分もある。

8年間、ずっと彼女は彼を探し、私とともに進んできた。

ありがとう。

だから、新しい彼女の居場所、何度も書いたけど

【輪廻転生】させてあげたかった。





エマニュエル。お前は私の音楽であり

私の思想、作者の意識、無意識。そう。


私が書いた文字だったんだよ。


でも、お前はもう完璧な作品になってしまった。

昨晩をともにした人々の記憶の中で生き続け

語り継がれるであろう文字になったんだ。


あぁ、そして、また、今夜も君は………。


【本日は、お足元の悪い中、ご来場いただき誠にありがとうございます。

わたくし、古書Hana masu 店主 エマニュエルでございます。】







Hana Masu 花言葉

【悲しく、そして美しい。】


出演 

叶畫レ夢(ストロベリーソングオーケストラ)

絶妙なアンバランズ

キリンイヌ

岩井わい

蟻人

エーモンマダラ

kekke

前田悦与(Blow the instability)


and you.

Andy.




つ づ く 。