ママのインナーチャイルドを癒すには。 | ゆみっち先生の保育の玉手箱~保育士さん、園長先生集まれ~♪

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保育士歴30年以上。園長経験もあります。保育をはじめ、子ども、保護者への関わり方の引き出しを沢山持っています。保育士時代に得た叡知をこのブログでアウトプットしていきます♪

この記事は、2015年10月に書いた記事を、加筆修正したものです。

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保育士時代、ママと懇談をしている時、いつも感じていたことがありました。

「ママ自身が、子どもの頃の心の傷を背負ったままだ」

ということ。

自分の親(特に母親)に、我が子のことであれこれ言われたくない。

親が我が子を怒ると、自分が責められているみたいで辛い。

だから必要以上に子どもを怒ってしまう。

私自身もそうでしたから、このママたちの気持ちは痛いほどわかります。

ママ自身が育ちの中での痛みを、まだ抱えたまま子育てをしている。

そうすると自分の子育てで無意識に、

自分が親にされてイヤだったこと、言われてイヤだったことと同じことをしてしまう。

親の顔色ばかり気にして、自分の思いや考えで子育てが出来ない。

自分が子ども時代に出来なかったこと、我慢していたことを我が子がするとイライラする。

こんな現象が出てくることが多くなります。

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それを感じた私は、ママ達は

「インナーチャイルドを癒すこと」が必要だ

と思いました。


インナーチャイルドとは、簡単に言えば

「内なる子ども」

とも言われ

「傷ついた子どもの心(幼い頃満たされなかった消化不全の感情)」

です。

この癒しをサロンのメニューに入れるために、まずは私自身がインナーチャイルドのセッションを受けることにしました。

しかし、悲しかった辛い過去を掘り起こすセッションは、ただただ「しんどかった」。

それが合う方もあると思いますが、私の感じた感覚は辛いということだけでした。

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結局、今だからわかるのですが、

インナーチャイルドは人に癒してもらうものではなく、自分で癒してあげるのが一番なのです。

難しいやり方や方法を考えなくていいのです。

インナーチャイルドが一番喜ぶのは、

あなたが

「自分の好きなことをする」こと

なんです。

「~でなければならない」

「~してはいけない」

そんな枠や縛りは、自分が作ったまぼろしです。

もうあなたは、まぼろしの鳥かごから出てもいいのです。

大きくなるにつれて忘れてしまっていた

「好きなこと」

「楽しいと感じること」

「やってみたいこと」

思い出してみようよ。

あなたの好きなことなんだった?

勇気を出して少しずつ、一緒にやってみようよ♪

そうやってママ達の背中を押すことが、ある意味私の

「インナーチャイルドセッション」

なのかもしれません。

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自分の好きなことをするようになった私のインナーちゃんは、今すごく喜んでいます!

「ゆみちゃん、あんた笑うわ~。

あんなしんどいこと、ようやってたなぁ~。

私はただ好きなことをしたかっただけなのになぁ~」

「でも、気づいてくれてありがとう♪

ゆみちゃんと私はそろそろ一つになるで~」

「そしたら、めっちゃすごいすごいパワー発揮するで~」

リトルゆみっちがそう言ってます(本田か!笑)

実際に、好きなことを思い出し動き始めたママ達を、今までもたくさんみてきました。

子どもの頃の純粋さがにじみ出ていて、とってもステキなんですよ。

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親との関係に決着をつけないと、先に進めない。

インナーチャイルドを癒さないと、幸せにはなれない。

過去の私はそんなふうに思っていました。

でもね、親のことって最後の最後まで引きずるんですよ。

それが解決しないと幸せになれないのなら、今生の人生終わってしまいます。

親の問題を抱えていても大丈夫。

そのことに囚われて

「なんとかしないといけない」

と思い続けるよりも、

今の自分に意識を向けてあげてください。

あなた自身に意識を向けて

「好きだったこと」

「楽しいと感じること」

「やりたいこと」

を思い出してみませんか?

そのほうが、あなたのインナーちゃんが喜ぶよ、きっと♪