島田市伊太地区長さんに「要望書」を提出しました | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。



島田市の最終処分場が、賃貸契約切れのため使用出来ない状況が続く中、
あす18日(木)には、岩手県からの震災がれきが運び込まれ、
静岡・浜松・島田・裾野の4市で本焼却が始まろうとしています。

そんな中、島田市のごみ焼却施設「田代環境ブラザ」がある伊太地区の有志が、
最終処分場に運び込めない状況で「震災がれきの焼却灰は、どこに処理されるのか?」と心配され、伊太区長に以下の要望書を提出しました。


島田市への震災がれきは、
18日以降12月までは、およそ8トンが平日毎日搬入され、溶融(焼却)されます。

ここでも「トイレのないマンション」状態。

田代環境プラザは、所謂「ゴミ屋敷」になってしまうのでしょうか?



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            2012年10月15日

島田市伊太地区 佐藤区長さま
              
              伊太地区 有志一同

         要 望 書

 日々、地域を守る自治会業務の数々にまい進頂き、
感謝申し上げます。
さて、先般の静岡県の発表により、岩手県の災害廃棄
物の受け入れ処理を、島田市が再開することを知りま
した。 佐藤区長におかれましては、島田市と田代環
境プラザと協定書を取り交わされたお立場上、下記の
重大な懸念を考慮頂き、島田市に対して、災害廃棄物
処理の受け入れ差し止めをお申し出頂きますよう、お
願い申し上げます。

           記

1.本日現在、焼却灰埋立て先である一般廃棄物最終
処分場(島田市阪本)では、地権者との土地賃貸借契
約の更新が島田市と締結されていません。 それによ
り、島田市内で発生した一般廃棄物の焼却灰でさえ、
搬入ができない状況であり、このまま岩手県からの廃
棄物を焼却処理した場合に発生する灰も同様に、田代
環境プラザ敷地内にて保管され続ける懸念がぬぐえま
せん。 

2.焼却灰を田代環境プラザに保管することは協定書
および覚書のなかに明記されているのでしょうか。
もし明記されていないのであれば協定違反になると思
います。直ちに調査し、がれき焼却の実施前に指し止
めの行動を起こしてください。

3.放射能汚染されたがれきの運搬や焼却によって、
環境中に放たれた放射線核種による低線量の被ばくに
関して、しっかりとお考えください。 放射線の移動
は市境や県境の関係はなく、島田市のみならず近隣自
治体にも影響を及ぼすものです。 島田市との焼却炉
の協定書を取り交わされた責任あるお立場として、今
後の健康被害が実証された折には、佐藤区長の重責は
計り知れないと思われます。

なお、この要望が区長により実行されない場合には、
近日中に佐藤区長に向け、島田市内の数か所の自治区
から、更なる強い意見書または要望文が寄せられ、放
射能核種に汚染された災害がれきの広域処理の矛盾を
追及する日本社会からの強い衆目とともに、非難を浴
びる可能性が高まりつつあると予測されます。

                     以 上


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